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市議会のしくみについて記載しています。
市議会の会議は、年4回(3月・6月・9月・12月)定期的に開催される「定例会」と、必要に応じて開催される「臨時会」があります。会期中には本会議や委員会を開催します。
本会議は、市長または議員が提出した議案等を審議し、議会の最終的意思を決定する重要な会議です。
また、この本会議では、市政全般について質問する代表質問・一般質問が行われます。
代表質問は、2人以上の所属議員を有する会派の代表が、12月定例会に行います。(一般選挙後最初の定例会でも行います。)【{基礎時間30分+(会派議員数-1)×5分}×2.5】を5分単位で切り上げた時間以内で、質問と答弁を行います。同じ会派に所属する議員が、質問時間の範囲内で関連質問を行うことが認められています。
一般質問は毎定例会に希望する議員が行います。1名あたりの質問時間と答弁時間を合わせた総体の持ち時間は75分以内です。人数に制限はありません。
市議会で審議する議案等は、年々複雑化しています。そこで全ての議案等を全議員で審議するより、対象分野をいくつかの委員会に分け、専門的な審査・調査を行うために、常任委員会を設置しています。
本市議会では、総務産業常任委員会(定数9名)、社会文教常任委員会(定数9名)、全議員で構成する予算決算常任委員会の3つの常任委員会が設置されています。
総務産業常任委員会
社会文教常任委員会
予算決算常任委員会
議会を円滑に運営するために、本会議での議事の運営方法や議案等の取り扱いを協議します。定数は9人となっていて、委員は交渉団体(2人以上の所属議員を有する会派)から次の区分により選出されます。
ア 2人以上4人まで・・・1人
イ 5人以上7人まで・・・2人
ウ 8人以上11人まで・・・3人
エ 12人以上・・・4人
必要に応じ、特定の事件を審査するため、議会の議決により設置される委員会です。設置目的の案件の審査が終了すれば、委員会の任務も終了します。
本市議会では、次の特別委員会が設置されています。
(1)議会改革政策部会 議員6人で構成し、議会改革の推進、議会の機能強化について検討を行います。
(2)広報部会 議員6人で構成し、議会の広報活動(市議会だよりの編集、市議会ホームページの管理等)を行い、また、新たな情報発信の手法の検討なども行います。
(3)交流部会 議員6人で構成し、市内外の団体(他市町村議会含む)と議会の交流活動の計画・立案・運営を行います。
6、9、12、3月に開催される各定例会の主な流れは次のようになっています。
告示日から開会前日までの間に開かれます。定例会の会期、審議日程、議案の取扱いなどを決定します。
本会議初日には、市長から市政の総括についての説明と、提出された各議案についての説明があります。
本会議二日目からは、代表質問と一般質問が行われ、議員が行政一般に対する質問をし、理事者(市長、各部長など)が回答します。
代表質問、一般質問が終了した後、提出されている議案に対する質疑が行われます。その後、より専門的な審査をするために、議案が各常任委員会に付託されます。また、市民等からの請願・陳情も担当の常任委員会に付託・回付されます。
付託された議案を各常任委員会で審査します。委員会は、担当課などから議案についての説明を受け、委員による質疑、討論、採決という流れで進められます。
委員会では請願・陳情の審議も行われます。陳情は委員会で最終的な決定がされます。
委員会審査後の本会議では、各常任委員会での議案と請願の審査結果について、委員長が報告をします。委員長の報告に対して議員が質疑、討論を行い、採決の結果、議案等が議決されます。