本文
私が中学生の時、祖父がガンで亡くなりました。祖父は肥満でもあったので「生活習慣病予防のために運動をするという考え方が広まっていたら、もう少し長生きできたのではないか」という思いがありました。
大学で「健康運動指導士」の資格を取得したのち、自治体が企画する運動教室に参加したときに「これこそ、私がやるべき仕事だ!」と感じて、市役所職員を志望しました。
現在、支所や地区センターで開催する介護予防教室の運営や、運動プログラム作成、運動指導などを担当しています。教室では、私も楽しく過ごしています。市民の皆さんに名前を覚えていただいたり、声をかけていただいたりするのも嬉しいですね。
残念ながらコロナ禍において、市民の皆さんが集まる運動教室の開催が難しくなりました。しかし「今のうちに、できることがあるはず」と上司と話し合い、“運動を紹介するチラシ” を作って、参加者に配布しました。
チラシには「この筋肉を鍛えるためには、こんなトレーニングをしましょう」「こんなストレッチがオススメです」などの情報がつまっています。
このチラシをご覧になった市民の方から、手紙をいただきました。「毎日少しずつですが、運動しています。またコロナが収まったら、よろしくお願いします」としたためられていて、制限の多いコロナ禍においても、市民の皆さんとつながったことを感じられて、とても嬉しく報われた気持ちになりました。
今後、LINEの運用を予定しています。LINE登録していただいた方には、運動動画や、健康情報をお送りします。
教室では「運動の大切さを伝えたい」と思いながら、毎回開催してきました。身近なツールであるLINEでも、運動の大切さを発信することで、自宅でも運動を継続してもらえるキッカケになれたら嬉しいです。
もしかしたら、今まで運動する機会が無かった方にも「運動しよう」と思ってもらえるチャンスになるかもしれませんね。
私が塩尻市に興味を持った理由は、過去に実施した企業や市民の皆さんと一緒に力を合わせて地域の課題を解決していくプロジェクト「MICHIKARA(ミチカラ)<外部リンク>」を知り、自治体のイメージを覆すような熱意のある活動に驚いたからです。実際に働いてみても、職場の仲間は熱意を持って働いていて、尊敬できる人ばかりです。
どこの地域にも課題は山積みです。塩尻市役所には「地域の課題を、どう解決するか」「どうやったら、もっと良い方向に行くか」など、熱意を持って考えている職員ばかりいます。毎日刺激を受けながら仕事ができる環境で、塩尻市を支える一員として働けることが私にとって魅力的です。
健康福祉事業部長寿課 牛山 将太郎