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私は生まれたのも、育ったのも塩尻市。いくつか自治体を受けましたが「愛着があり、お世話になった塩尻市の役に立ちたい」という気持ちから、塩尻市役所への就職を決めました。
大学時代は、自治体の仕事といえば、決まった手順で繰り返すルーチンワークのような事務仕事がメインだと思っていたのですが、インターンシップに参加してみると、そうではないことが分かりました。
市役所職員でありながら、市役所以外にも活躍を広げたり、著書を出版したりする職員がいることにも驚きましたし、過去に実施した、企業や市民の皆さんと一緒に力を合わせて地域の課題を解決していくプロジェクト「MICHIKARA(ミチカラ)<外部リンク>」の活動も先進的だと思いました。新しいことを企画し、実現させることも自治体の役割にあることを知り、楽しそうな仕事だと感じました。
当部署は、市内の体育施設の予約管理や、スポーツイベントや生涯学習イベントなどの運営、そして成人式の運営も行っています。
2021年度は、新しい塩尻市総合体育館「ユメックスアリーナ」<外部リンク>がオープンしました。今まで使ってきた体育館が古かったため、待望の施設です。開館に向けて、新しいコンセプトや、館内デザインの決定、予約システムの構築、開館イベントなど、とてもやりがいのある準備期間を過ごしました。
特に、体育館の運営ルール決定には、時間をかけて話し合いました。予約を取りやすく、より市民の皆さんに開かれた場所を目指して、既存の体育施設とは異なるルールを新たに作りました。
ユメックスアリーナには、トレーニングルームやボルダリングコーナー、会議室などもあり、いろんな方が利用できる場所です。公園も整備されていて、夏には噴水近くに子どもたちが集まります。利用する市民の皆さんの笑顔を見るたびに「ユメックスアリーナができて良かったな」と私も思わず顔がほころんでしまいます。
開放的な雰囲気となっているので、普段スポーツをやらない方にも、気軽に足を運んでいただきたいです。ふと目にしたスポーツに「楽しそう」「あのスポーツに参加してみたい」と思ってもらえたら最高ですね。近年は、スポーツ離れが増えていると聞きますが、スポーツ熱を呼び起こすような場所になったら嬉しいです。
塩尻市役所で働いて思うことは、想像していたよりも「塩尻市役所の人は優しい」ということ。分からないことや、決めかねていることを相談できて、一緒に考えてくれる方がとても多いです。
同じ部署だけでなく、ほかの部署の方に話をしたときも同じで、こちらの相談に対して何倍にもなって返答が返ってくるほど、親身になってくれるので心強いです。ユメックスアリーナの予約システムを、システム構築の担当部署に相談したところ、今までの予約業務が半分ほどになるようなシステムを作っていただき、非常にありがたいです。
「新しいことをやろう」と思ったときにも、一緒に取り組める方が多い塩尻市役所は、挑戦したい方にオススメです。
生涯学習部社会教育スポーツ課 中沢 めぐ