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ワーク・ライフ・コミュニティ・バランス。農家さんとの交流から見えるもの

ページID:0019991 更新日:2022年3月1日更新 印刷ページ表示

フレックスタイム制度を利用

フレックスタイム制度を利用

私は、農業法人の窓口対応や、塩尻市の名産であるワインに携わる人材を育成する「塩尻ワイン大学」の運営を担当しています。

私は “朝型” なので、フレックスタイム制度を利用して朝6時に出勤して仕事を始めています。

朝のうちに事務仕事を集中して終わらせることができると、窓口に市民の方が来られた時に、事務仕事を気にしないでじっくりと対応できるんです。

農業の成功事例を目指して塩尻市へ

農業の成功事例を目指して塩尻市へ

私は、塩尻市役所が最初の就職ではありません。大学で農業研究をしてから、農業ベンチャーや農業法人に勤務しました。農業研究と農園現場との間に、距離を感じたことから「農業を町の一部として捉えることで、農業を新しい視点から改めて考えてみたい」と思いました。

また、塩尻市出身でもありません。塩尻市との出会いは、大学院での塩尻市にあるワイナリーとの共同研究です。そのとき「塩尻市は、野菜と果物の生産バランスが、ほぼ均等である珍しい地域」だと気付き「塩尻市の農業事例は、ほかの地域でも応用できるポテンシャルを秘めている」と感じました。

実は、現在の農業は、新規参入や継続が難しい事業になっています。「塩尻市で農業の成功事例を作り、その方法を広めることで農業を支えたい」と考えて、塩尻市役所を志しました。

業務後は、農家さんと交流する時間

業務後は、農家さんと交流する時間

フレックスタイム制度を利用して早朝から出勤した分、退勤が早くなります。業務後にはプライベートで農家さんとお会いする時間をとっています。農家さんと過ごす時間は学びが多く、そして楽しいですね。

以前は、農業について「いかに生産量を上げるか、いかに品質を高めるか」という視点で考えていました。しかし農家さんと交流するうちに、農家さんの心の豊かさや、人間性に惹かれていき、今では「農業の楽しさや、食育、そして農家さんのお人柄をどのように伝えていこうか」と考えています。

農家さんとの交流で得られたアイディアや感動を、まだ仕事に落とし込めていない歯がゆさがあります。「市民の皆さんと、農家さんとの信頼関係を築く交流の機会」があれば面白いのではないかと考えているところです。

塩尻市役所を希望する方へメッセージ

塩尻市役所を希望する方へメッセージ

塩尻市に限らず公務員を目指すのであれば、出身地や、今住んでいる自治体でなくても「旅行で訪れた町がとても良かった」という感性のようなものに従って、進路を決めるのもアリだと思います。惹かれた地域の職員の募集情報や、統計情報を調べて、その町を知ることで見えてくるものがあります。

一方で、情報からイメージして良く見えていたものに対して、現場に入ることで現実を突きつけられることもあります。机の上だけでは分からないこともあるので、フィールドに出て、本来の姿を見に行くこともオススメします。

課題を見つけること、解決を目指して考えていく道筋も、私にとっては刺激的です。

産業振興事業部農林課 亀岡 慎一