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大きな園には2人ずつ男性保育士がいるなど、他市町村よりも男性保育士が多い塩尻市。
ベテランの男性保育士と同じ職場で一緒に働くことも多くて、保育士としての今後のキャリアイメージを持つことができています。
これまで一緒に仕事で関わってきた男性保育士は、子どもたちと、やんちゃに遊ぶ印象があります。保育園に活気を生み出している面もあると思いますね。例えば、遊び方や工作には、奇想天外な発想がありました。遊びの提案において引き出しが多いので、とても勉強になります。工作では、キャンプテントや木など、大胆で大きなものが出来上がった時には度肝を抜かれました。
保育士になろうと思ったきっかけは、2つあります。まず小学生時代、少年野球チームに所属していた時に、面倒見の良い先輩たちに出会えたことです。大会で優勝するような強いチームでしたので、先輩は厳しいと思いきや、優しいお兄ちゃんばかり。強いのに優しい人柄を持つ先輩に憧れて、私も後輩にそのように関わっていきたいと思いました。
また、10歳離れた妹がいるのですが、妹の面倒を見ているうちに、子どもと関わるのが楽しいと思ったことも、大きな理由です。中学生の時には、子どもたちに寄り添えるような保育士になりたいと志しました。
そんな憧れのイメージと違わず、塩尻市の先生たちは、子ども思いの先生が多いように感じます。例えば、子どもが困っている時に、必ずそれに気づいてあげられる例をたくさん見かけます。話しかけに行ったり、見守ってあげたり、いろんなアプローチがありますが、必ず視野に子どもたちを入れています。それが子どもたちにも伝わっているのか、子どもたちも安心しているように感じます。
働き始めて7年目。だんだんと仕事の見通しを立てることが、できるようになってきました。いろんな先生たちと相談しながら進められるので、考えがクリアになってきたと思います。
また、仕事とプライベートの切り替えも、しっかりできるようになり、どちらも楽しめています。仕事に行けば子どもたちのことに一生懸命。一方で、趣味ではキャンプやスキー、カメラなどのアウトドアが好きです。
保育園で焚き火はやったことはないのですが、焚き火のように木を組んで、みんなで「あったかいね」と言いながら、キャンプごっこが始まったこともありました。私からもキャンプのような遊び方を提案できるので、子どもたちと盛り上がります。
趣味や仕事でも、やりたいと思ったことや、気になったことには、どんどん挑戦してほしいですね。私も、いろんな趣味を楽しんでいます。若いうちにしかできないことも、もちろんありますし、年齢に応じて「挑戦するときだ」と気付けることもあります。
素直に挑戦して、いろんなことを吸収できると、少しずつ仕事にいい影響が出てくると思うんです。今の感性を大事にして、将来の糧にしてください。
高出保育園 三村 浩祐