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学び、作って、売る―楢川小中学校

ページID:0026168 更新日:2022年9月30日更新 印刷ページ表示

 地元楢川小中学校と木曽漆器

楢川小中学校の皆さんと高校生が関わる様子

高校生たちは、地元の子どもたちと木曽漆器の関係性を知るため、楢川小中学校を訪れました。
楢川小中学校の3から6年生はふるさと漆器学習の時間を使って、木曽漆器伝統工芸士の皆さんから摺り漆という技法を教わる漆塗り体験学習をしています。
6年生はさらに、自分たちで漆塗りした木曽漆器を木曽漆器祭で販売してきました。

楢川小中学校の皆さんが漆塗りした木曽漆器
しかし、コロナ禍で昨年度木曽漆器祭が中止となったことから、昨年の6年生が自分たちが漆塗りした漆器を販売する会社「ならにこ漆器会社」を立ち上げました。今年は先輩からその思いを継ぎ、2代目として活動中です。

自分たちの地域を元気にしたい

木曽漆器を持つ楢川小中学校の皆さん
小中学生の皆さんは、漆塗りの活動の魅力を語ります。「ずっと立って作業をすることと、かぶれないように長袖で頭や首にはタオルを巻いて行うため、暑いことが大変。でも集中できることが楽しくて、全部塗れたときは達成感があります」。現在は、今までに塗り上げてきた作品を販売するため、パンフレットやホームページの作成をしています。「ならにこ漆器会社を通して地域が活気のある町になればいいなと思って活動しています」。小中学生の思いを聞き、福島さんは「地元の子どもたちがこんなに地域に貢献しようとしている。私たちも何か貢献したいと思いました」と話します。「こうして関わって、ならにこ漆器会社のことを知れて良かった」と栗生さん。伝統的な文化を伝えていこうと地域で奮闘する小中学生の姿がそこにはありました。

interview ならにこ漆器会社社長
大前 泰輔さん

みんなで協力しながら活動中

大前泰輔さん

木曽漆器は他の美術品に負けないくらいきれいなもので、たくさんの塗り方があります。その素晴らしさを少しでも伝えていきたいという思いで活動しています。また、楢川に住む人が増えて、漆器づくりをもっと知ってもらえれば良いなと思っています。みんなで協力しながら、意見が飛び交う職場です。これからもみんなをリードしながら頑張りたいです。