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木曽漆器探求の旅が始まる

ページID:0026153 更新日:2022年9月29日更新 印刷ページ表示

今、新たな青春が始まる

教室で木曽漆器を持つ高校生

皆さんは木曽漆器にどのようなイメージを持っていますか。今回参加した高校生たちは皆、木曽漆器に触れるのは初めて。「昔のお皿」「値段が高そう」。これは高校生たちが思う木曽漆器のイメージです。高校生だけでなく、漆器に対しては一般的に「高級なもの」「ハレの日に使うもの」といったイメージを持つ人が多いのではないでしょうか。

木曽漆器の物語

めんぱ木曽漆器は、木曽ヒノキをはじめとする豊かな森林資源で作った白木細工(木製品)を丈夫にするため、漆を塗ったことから始まったといわれています。生活雑貨としての木曽漆器は、江戸時代に中山道を行き交う旅人のお土産として、楢川地区の宿場町「奈良井宿」で人気を集め、隣接する木曽平沢を中心に漆器製造が発展してきました。

木曽漆器の今

現在の木曽漆器をめぐる状況は、生活様式の変化による需要の減少、職人の高齢化や後継者の減少などで、将来への危機感が高まっています。

まずは「知る」こと

​​教室で木曽漆器を持つ高校生このような背景がある中、高校生たちは自らの足で産地に赴き、工房や店舗での取材を通し、職人の生の声を聞き、そして実際に木曽漆器が作られる様子を見学します。まずは木曽漆器を知って、触れることから。これから高校生4人の木曽漆器探求の旅が始まります。​

 

 

​​木曽平沢へ一歩踏み入れば

木曽平沢を歩く高校生

「趣のある町で、落ち着く」そう話した広報委員長の福島さん。
実は、木曽平沢に来たのは取材日の今日が初めて。
「思った以上に漆器のお店が集まっていて驚きました」
木曽平沢は、漆工町として全国初の重要伝統的建造物群保存地区に選定されました。
たくさんの漆器店が軒を連ね、この地ならではの伝統技術が人から人へ何世代にもわたり、確かな形で地域に息づいています。
木曽漆器の産地として、たくさんの漆器と職人に出会うことができる、そんな他の地域とは違う魅力がある町「木曽平沢」。
高校生たちの物語がこの町で動き出します。