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工夫しながら継いできた文化
木曽漆器は、地元の人にとても大切にされている文化だと感じました。昔ながらのデザインを受け継ぐ人や彩りがきれいな漆器を作る人、新しいことに挑戦し続けている人など職人さん一人一人が色々な工夫をされているところに魅力を感じました。また、小中学生が真剣に木曽漆器と向き合っていることを知り、これからも多くの可能性を見出し、塩尻市の素晴らしい文化として残していかないといけないと思いました。
若い世代に発信して残したい
木曽漆器についていろんなところへ取材をさせていただき、初めて目にするものや、知ることがたくさんありました。木曽漆器で作られた作品を見る中で、私は特にイヤリングがかわいくて気に入りました。イヤリングのような若い世代向けの作品もあるということを、私たちが発信し知ってもらうことができれば、若い世代も木曽漆器に触れる機会が増え、未来に残していけるものになるのではないかと思っています。
今後の夢が膨らんだ取材
今回の取材は、私がもともと木曽漆器に抱いていた思いが180度変わるきっかけになりました。以前は若者世代には使いにくいと感じるものがほとんどだと思っていましたが、パステルカラーや絵が描かれているものがあり、早速私も「使いたい!」と思いました。この魅力をしっかりと伝えていきたいです。今後、私たち高校生と木曽漆器がコラボして、今回の取材で感じた思いが形になったら楽しそうだなと夢が膨らんでいます。
木曽漆器とSDGsのつながり
今回の木曽平沢での工房や店舗での見学で、木曽漆器は壊れても直してまた使えるといった特長があり、SDGsと深く関わりがあることを知りました。多くの人が持っているイメージとは違い伝統工芸品でありながら、扱いによって時代の最先端を行くこともできるということも学びました。今後も、私たち高校生の感性で動画やSNSを上手に使い、たくさんの人に木曽漆器の魅力を伝えていきたいです。
高校生が広報紙に載せられなかった木曽漆器の魅力を紹介します!
高校生と木曽漆器のプロモーション動画を公開中!
行政の広報は堅苦しい。これは市の情報発信をする上で常に付きまとう課題。そんな課題を解決するため、行政としての新しい広報の形を模索する中で、今回は高校生の皆さんの力をお借りした。
高校生たちとの取材を終えると、高校生も私たちも木曽漆器と職人さんたちの大ファンになっていた。こんなにも身近にある木曽漆器の魅力に実はまだ気付いてなかった。「作り手が使う人に向けた思いやり」これが木曽漆器の魅力だと思う。無限の可能性が広がる木曽漆器の世界。この世界を多くの市民の皆さんに知ってほしい。そしてこの文化が絶えず続いてほしい。だから私たちはこれからも発信を続けていく―