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塩尻市では「楽食・育膳」を基本理念とし、食育を推進しています。
「楽食」は家族や身近な人がそろって、食事のマナーや食文化を伝えながら食事を楽しむことを指し、
「育膳」は食事の場や体験を通じて、食事ができるまでに関わる人や自然の恵みを学び、心と体をそだてることを指します。
食育の基本は家庭など誰かと囲む食卓にあり、楽しい食卓を通して「食」への関心や感謝の心が育まれます。自然や文化に恵まれた塩尻市の特性を活かし、地元の食材を活用した食文化を大切に守りながら、自らの意思で健全な食生活が実践できる力を育てることが食育の基本と考えます。
このような点から、みんなが「食」を楽しみ、豊かな食習慣を育て、健やかな心と体づくりができること、また、「食」に携わる様々な人との交流を通して豊かな人間性や郷土を愛する心と地域の農業や地球環境を守っていく気持ちを育てることを塩尻市の食育推進の基本理念とします。
楽食育膳の4つの文字を食育を推進する上での柱とし、様々な場面で活動を行っています。
「食育」とは、様々な経験を通じて、「食」に関する知識と、バランスの良い「食」を選択する力を身に付け、健全な食生活を実践できる力を育むことです。食べることは生涯にわたって続く基本的な営みですから、子供はもちろん、大人になってからも「食育」は重要です。食育を実践するのは皆さん一人ひとりです。健康的な食のあり方を考えるとともに、だれかと一緒に食事や料理をしたり、食べ物の収穫を体験したり、季節や地域の料理を味わったりするなど、できることから食育を始めましょう。