食生活指針
「医食同源」という言葉のとおり、食事は私たちの健康に直結しています。増加している生活習慣病の予防や日常の健康づくりのために、日々の生活の中で「何をどれだけ、どのように食べたらよいか」を具体的に実践できる目標として策定された『食生活指針』を活用してみましょう。
1.食事を楽しみましょう
- 毎日の食事で、健康寿命をのばしましょう。
- おいしい食事を、味わいながらゆっくりよく噛んで食べましょう。
- 家族の団らんや人との交流を大切に、また、食事づくりに参加しましょう。
2.1日の食事のリズムから、健やかな生活リズムを
- 朝食で、いきいきした1日を始めましょう。
- 夜食や間食はとりすぎないようにしましょう。
- 飲酒はほどほどにしましょう。
3.適切な運動とバランスのよい食事で、適正体重の維持を
- 普段から体重を量り、食事量に気をつけましょう。
- 普段から意識して身体を動かすようにしましょう。
- 無理な減量はやめましょう。
- 特に若年女性のやせ、高齢者の低栄養にも気をつけましょう。
4.主食、主菜、副菜を基本に、食事のバランスを
- 多様な食品を組み合わせましょう。
- 調理方法が偏らないようにしましょう。
- 手作りと外食や加工食品・調理食品を上手に組み合わせましょう。
5.ごはんなどの穀類をしっかりと
- 穀類を毎食とって、糖質からのエネルギー摂取を適正に保ちましょう。
- 日本の気候・風土に適している米などの穀類を利用しましょう。
6.野菜・果物、牛乳・乳製品、豆類、魚なども組み合わせて
- たっぷり野菜と毎日の果物で、ビタミン、ミネラル、食物繊維をとりましょう。
- 牛乳・乳製品、緑黄色野菜、豆類、小魚などで、カルシウムを十分にとりましょう。
7.食塩は控えめに、脂肪は質と量を考えて
- 食塩の多い食品や料理を控えめにしましょう。食事摂取基準2020年版の食塩摂取量の目標値は、男性で1日7.5g未満、女性で6.5g未満とされています。
- 脂肪のとりすぎをやめ、動物、植物、魚由来脂肪をバランスよくとりましょう。
- 栄養成分表示を見て、食品や外食を選ぶ習慣を身につけましょう。
8.日本の食文化や地域の産物を活かし、郷土の味の継承を
- 「和食」をはじめとした日本の食文化を大切に日々の食生活に活かしましょう。
- 地域の産物や旬の素材を使うとともに、行事食を取り入れながら、自然の恵みや四季の変化を楽しみましょう。
- 食材に関する知識や調理技術を身につけましょう。
- 地域や家庭で受け継がれてきた料理や作法を伝えていきましょう。
行事食
里の味として代々守り継がれ、郷土食豊かな料理として親しまれてきた特別な行事のときの、華やいだ食事
9.食料資源を大切に、無駄や廃棄の少ない食生活を
- まだ食べられるのに廃棄されている食品ロスを減らしましょう。
- 調理や保存を上手にして、食べ残しのない適量を心がけましょう。
- 賞味期限や消費期限を考えて利用しましょう。
10.「食」に関する理解を深め、食生活を見直してみましょう。
- 子どものころから、食生活を大切にしましょう。
- 家庭や学校、地域で、食品の安全性を含めた「食」に関する知識を深め、望ましい習慣を身につけましょう。
- 家族や仲間と、食生活を考えたり、話し合ったりしてみましょう。
- 自分たちの健康目標をつくり、よりよい食生活を目指しましょう。
厚生労働省<外部リンク>
文部科学省<外部リンク>
バランスの良い食事
食の欧米化が進み、家庭でも様々な国の料理が楽しめるようになりました。食品の豊富さと便利さが高まり、手軽に食事をすることも可能になっています。そのような環境の中、自分が選んで、自分の手で口に運んだ食べ物によって私たちの体は作られているのです。
健康な体を維持するためには、栄養のバランスが整った食事が良いということは誰でもが知っていることでしょう。栄養のバランスが良い食事をとるためには、どのような工夫をするとよいのかを考えてみましょう。
食事のバランスを保つためには、様々な食品を組み合わせて食べることが基本です。主食のごはんなどの穀類に副食の中心となる主菜と付け合わせとなる副菜を揃えて食べることは日本の食事様式の一つの特徴です。
この主食、主菜、副菜を基本とした食事は、様々な食品をとりやすくし、適正な栄養素摂取量を確保しやすく、また、バラエティーに富んだ食事にすることにもつながります。
最近では、外食の機会や加工食品・調理食品を利用する機会が増加していますが、主食、主菜、副菜を基本に、多様な食品の組み合わせを考えるとともに、手作りとの上手な組み合わせを工夫することも、バランスのとれた食事にすることに役立ちます。一度にいろいろな食品を組み合わせて食べれば、必要な栄養素がまんべんなくとれ、栄養の偏りを防げます。

この形態は、日本人が昔から食べていた伝統的な「日本型食生活」の食事内容です。
特定の食品や特定の成分を強化した食品に依存することなく、理想的な栄養バランスの食事にするための近道として、主食、主菜、副菜の3品をそろえる料理選びをしてみましょう。