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塩尻市上西条にある焼町遺跡から出土した、破損のほとんどない完形品です。総高46cm・口径37cm、底部から口縁にかけて朝顔形に大きく開く深鉢形で、ごつごつとした粘土のかたまりが渦巻き、うねる独特の迫力ある文様で飾られています。 東信地方から群馬県を中心に分布する土器型式ですが、その独自性がはじめて注目された遺跡名から「焼町土器」と呼ばれ、基本標式資料としての学術的価値が高く評価されています。