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釜の沢マルバノキ自生地(かまのさわまるばのきじせいち)

ページID:0029776 更新日:2025年1月24日更新 印刷ページ表示

 

概要

釜の沢マルバノキ自生地1 マルバノキ
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  • 指定等区分 市指定文化財
  • 指定年月日 昭和46年3月5日
  • 種別 天然記念物
  • 所在地 塩尻市大字宗賀5614番地1
  • 所有者 個人

ハート形の葉と星形の花が特徴の貴重種

 マルバノキ(マンサク科)は、丸い葉の落葉低木で、秋の紅葉は特に美しく、そのころ暗紅色のマンサクに似た星形の花が背中合わせに2つずつ咲くので、別名ベニマンサクとも呼ばれています。前年の果実が実るのもそのころで、花と紅葉と結実が同時に見られる珍しい植物です。日本では、本州(中部地方-近畿地方、岡山県、広島県)、四国(高知県)などに隔離分布していますが、個体数はあまり多くありません。
 本群生地は、昭和44年(1969)に発見されたもので、宗賀本山と日出塩とを境する川筋の左岸の山肌一帯に約5,000平方メートルにもわたる大群落をつくっています。このような美しい群生地は県内有数で、植物地理学上でもきわめて貴重な産地です。