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高札場(こうさつば)

ページID:0029756 更新日:2025年2月25日更新 印刷ページ表示

概要

  高札場の画像  高札場の説明画像  

  • 指定等区分 市指定史跡
  • 指定年月日 昭和55年8月25日
  • 種別 史跡
  • 所在地 塩尻市大字洗馬岩垂
  • 所有者 岩垂区

天領・高遠領に関係する高札場

 高札場は制札、御判形等ともいって、高札を掲げた場所であり、中世末期から要所に設けられましたが、江戸時代には全国に普及し、五街道の宿場や村々の庄屋(名主)宅の前などの、民衆の注目をひきやすいところに設けられました。
 岩垂の高札場ですが、近世の岩垂村が元禄4年(1691)に天領(幕府領)と高遠領とに分郷したことに関係すると思われますが、石組の上に建ち、大きく立派で、用材や屋根もしっかりしており、天領と高遠領との各名主宅からほぼ等距離の位置に建っています。
 現存のものについて明確な記録は残っていませんが、文政から嘉永の間の修理されたものと推定され、市内の高札場としては、唯一の旧態を保つ大切な文化財です。