本文
小丸山遺跡は片丘小学校の東方、筑摩山脈より発した大小河川によって造成された扇状地上の小舌状台地に所在します。標高は770mで、松本平と北アルプスの山々を望む景勝の地です。
発掘調査は昭和44年(1969)2月に14日間にわたって行われました。この結果、東西150m、南北80mにわたって展開する縄文時代中期の大集落址であることが判明しました。遺構は26軒の住居址と3の小竪穴が幅50mにわたって帯状に発掘され、当時の集落構成の在り方がほぼ把握されました。なお、遺跡の一部は現在遺跡公園として保存、整備され、見学することができます。