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平出の泉とその周辺(ひらいでのいずみとそのしゅうへん)

ページID:0029750 更新日:2025年2月25日更新 印刷ページ表示

 

概要

平出の泉画像
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  • 指定等区分 市指定史跡
  • 指定年月日 昭和45年1月13日
  • 種別 史跡
  • 所在地 塩尻市大字宗賀平出
  • 所有者 平出区

豊富な湧水と周囲の木々が織りなす美しい景観

 平出の泉は、木曽山脈北端の大洞山北西の山地と比叡の山の東端にはさまれた所にある湧水で、かなり広範囲に分布する石灰岩の空洞に集まった伏流水が鍾乳洞の出口から湧き出しているものと推定されています。平均水温は年間を通じ10度、湧水量は毎秒45リットル、水深6m、水面面積16.7アールで冬季も凍結しません。今の堤は江戸時代に田用水として貯水を目的に築かれたもので、濁りを知らない清冽な泉は四時満々と湛えられ、春は桜花爛漫として池面に影を映す風情は思わず人の足を止めさせます。
 この泉は平出遺跡から200mほどの所にあり、集落形成の要因となり、縄文時代以降現在の人々も極めて大きな恩恵に浴しています。