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小野神社ねんじり棒祭(おのじんじゃねんじりぼうまつり)

ページID:0029737 更新日:2025年2月25日更新 印刷ページ表示

 

概要

 小野神社ねんじり棒祭の様子 小野神社ねんじり棒祭の様子
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  • 指定等区分 市指定無形民俗文化財
  • 指定年月日 昭和45年1月13日
  • 種別  ―
  • 所在地 塩尻市北小野宮前
  • 所有者 小野神社氏子

正月の小野神社で行われる奇祭

  ねんじり棒祭は1月6日の夜、小野神社氏子である若者が住んでいる区へ棒を奪い合いながら引き込む、おこないに属する民俗芸能です。
 おこないは、御田作祭とも呼び、農耕の始まる前の春先に行われる年占いを伴った祈年祭です。
 ねんじり棒は、1年を12ヵ月で表す12本を用意し、長さ1.2m、太さ一握りくらいの樹皮をつけた生の堅木の先の細い方を四面に削って尖らせます。棒の太い方を削った面には、「御田作祈年祭」の焼印と1番から順番に番号を記して神前に供えられます。
 若者は、夜になると身支度を整えて公民館に集合し、長持ち歌を歌いながら神社に練り込みます。神前でお祓いを受けた若者達は、神官から一の棒から七の棒までを順に受けて、力比べをしながら練り歩きます。練った棒は神社にすべて戻ると、一の棒から順に十数本の麻縄に鉄輪を結んである当たりくじを引き、年長順に分配します。区の若者が引き当てた棒に集まり、神社が用意する鏡餅を棒の先に刺し、一緒に「メンヨー、サンヨー」を唱えて胴づきをします。