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本文
出土状況
本資料は、平成9年(1997)に、下境沢遺跡の土坑底部から横倒しの状態で出土した、弥生時代前期末頃のほぼ完全な形の黥面付土器です。 黥面とは、「イレズミのある顔面」を指し、弥生時代の再葬墓(遺体を白骨化させた後、その一部を土器に納めて埋葬する墓制)と関わりがある遺物と考えられています。 本資料は、全国的にみても発見例が少ないほぼ完全な形のものとして、その学術的価値の高さが評価されています。