ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 文化財情報 > 入道焼(にゅうどうやき)

本文

入道焼(にゅうどうやき)

ページID:0029665 更新日:2025年1月31日更新 印刷ページ表示

 

概要

 入道焼の画像
​                   

  • 指定等区分 市指定有形文化財
  • 指定年月日 平成元年3月31日
  • 種別 工芸品
  • 所在地 塩尻市大字片丘・洗馬
  • 所有者 塩尻市立片丘小学校、塩尻市
  • 時代区分 江戸時代後期~大正期

一代で終わった日用雑器の焼き物

  入道焼は、片丘南熊井入道の田中五左衛門の登り窯で、幕末から大正期にかけて造られた焼物です。製品は飴釉(あめゆう)・鉄釉(てつゆう)・白釉(はくゆう)等の釉薬を帯びた甕・徳利・盃・兜鉢(かぶとばち)・摺鉢(すりばち)、その他多岐にわたる日用雑器が多く、大きな物では灯篭・水がめなどがあります。
 用土は東山大崖付近の粘土を多く用いたが、広丘野村の土や豊科の白い石の粉も使っていました。毎年2回程度焼き、一時は相当量産もしており、明治10年(1877)には内国勧業博覧会へ出品、賞牌を受けています。
 五左衛門一代で61年続いた入道焼は大正9年(1920)に窯を閉鎖しましたが、今も多くの家に所蔵・使用されています。片丘小学校の34点と本洗馬歴史の里資料館の14点が市有形文化財に指定されています。