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常光寺の古写経(じょうこうじのこしゃきょう)

ページID:0029663 更新日:2025年2月25日更新 印刷ページ表示

 

概要

  • 指定等区分 市指定有形文化財
  • 指定年月日 平成元年3月31日
  • 種別 古文書
  • 所在地 塩尻市大字片丘北熊井9042番地
  • 所有者 常光寺
  • 時代区分 南北朝時代

南北朝期の写経本

  この古写経は、小県郡海禅寺・大宝寺等で書写されたものですが、のちに牛伏寺に移り、その後さらに常光寺に所蔵されるようになったものです。現存するものは南北朝時の写経本45冊です。「大方等大集経」14冊、「大乗大方等日蔵経」1冊、「大方広仏華厳経」13冊、「大般涅槃経」9冊、「魔訶般若波羅蜜経」8冊で、そのうち写経年号の記入されているものには、康応2年(1390)、明徳元年(1390)、明徳2年(1391)等でいずれも北朝の年号です。
 巻末には慶長13年~14年(1608~1609)に牛伏寺憲康法印によって識語を加えられたものが17冊あります。
 写経年代が古いうえに写経者、場所等が明記されていること、識語が記入されていることなど歴史資料としても価値の高いものとなっています。
識語:本文のあと、または前に、書写・入手の由来や年月などを記したもの。特に、後人の書き加えたものをいう。