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夏の釜井庵 秋の釜井庵
戦国時代に妙義山城主として洗馬地域一帯を支配した三村氏の居館があったとされる場所に建つ建物で、18世紀中ごろの建築と推定され、その後数回にわたり改築されています。
江戸時代の天明から文化・文政期にかけて多くの文人墨客が訪れ住み、寺子屋としても使用されるなど地域の文化拠点でもありました。特に、江戸時代の文人で紀行家でもありました菅江真澄が天明3年(1783)から1年余過ごし、真澄遊覧紀の執筆をしていたことでも知られています。
平成9年度には釜井庵の解体修復工事が行われ、建築当初の姿に復元されています。