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国道19号線の山側の傾斜地には、トチの巨木がそびえ立っています。トチは北海道南から九州まで広く分布し、山地の谷沿いに自生しており、県内においてもよく見られます。
贄川のトチは、推定樹齢600年以上といわれています。幹周りは約17m、胸高周囲で9.8mあり、枝下の高さ8.5mで太い枝が分かれ、さらに5本に分岐しています。枝張りは約900平方メートルにもなり、高さは32mあります。枝張りがよく、樹姿・樹幹の美しさにおいて、トチの大木としては県下第一といわれています。