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木造平屋建、銅板葺、間口16m、奥行き13m、切妻造、妻入。建築面積181.83平方メートル。
平林家は、もと武田信玄の家臣と伝えられ、寛文(1661年~1672年)年間に当地へ移り、庄屋を務めた旧家です。建築年代は、箱階段に慶応3年(1867)の墨書があり、この頃と考えられます。明治13年(1880)6月24・25日、この地方に明治天皇の巡幸があり、その際には御小休所として使用されました。
屋敷は、善光寺街道沿い西面にして建っており、床上部は2列4室で、式台玄関から、下座敷、上座敷の構えが残っています。また、破風板上棟飾りの雀踊りを戴く伝統的な本棟造の外観を持っています。