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中山道木曾平沢の町並み
保存地区は、東西約200m、南北約850m、面積約12.5haの範囲で奈良井川右岸に広がる集落とその北の丘陵に鎮座する諏訪大社を含んだ地域です。
奈良井宿の在郷として発展し中山道沿いに広がっています。通りに面する主屋には、出梁造(だしばりづくり)をはじめとして近世から近代にかけての多様な時代の建物が混在します。短冊状に地割された敷地の中で、主屋の奥には漆器製造のための塗蔵や付属屋が連なり、漆器職員の集住と伝統的な手法とにより、現在も木曾漆器が生産され続けています。