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外観 内観
嶋ザキ(※)家は、旧北熊井村(片丘)の名主を、近世末期を中心に務めたと伝えられる家で、現存する建物の転用材などから近世中期の建築と推定されます。長野県中南信地方特有の本棟造りの建物で、当初から多少の改変はありますが、典型的な平面構造をもち、さらに座敷まわりの意匠も高く評価されています。昭和60~62年(1985~1987)に解体復元修理、平成19年(2007)に屋根修理がされました。
※ザキは正式名称では、「立つ崎」と呼ばれる「山へん+立つに可をくっつけた」字を使用します。