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外観 内観(桜の間)
小野家は、中山道塩尻宿の旅籠を営み、屋号を「いてうや」といいました。主屋の建築は天保7年(1836)頃で、二階の5室の板壁や杉の帯戸には桜や鶴などが色鮮やかに描かれ、往時の盛観をしのぶことができます。本陣、問屋に次ぐ上級旅籠建築で、現在例も少なく貴重です。裏庭にあります土蔵造りの文庫蔵も主屋の建築当時のもので同時に重要文化財に指定されました。平成21年(2009)に隠居屋、宅地が追加指定されました。平成21~25年(2009~2013)に半解体修理をしています。