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本市の学校給食を普段から支えている学校栄養士。市内小・中学校の学校栄養士14人が、子どもたちを笑顔にする健康的でおいしい給食を提供するために、どんな苦労や努力をしているのか。食育の活動や共に働く給食調理員の活躍など、普段は見えない部分で日々奮闘する姿をお伝えします。
4時間目が終わるころ、小学校の校舎内においしそうな給食の匂いが漂ってきます。ぺこぺこのお腹が刺激され、空腹はピークに―。何度も時間を確認し、給食の時間を今か今かと待ちわびる子どもたち。授業終了のチャイムと同時に、「やったー。給食だ!」と声を上げ、楽しみに待っていた給食の準備を始めます。
本市では、すべての市立小・中学校に給食の調理施設がある、「自校給食」を実施。給食はいつも出来たてで提供されます。
子どもたちの健やかな成長を支える学校給食。栄養バランスの取れた給食は、単にお腹を満たすだけでなく、正しい食習慣や食材への理解を育てる「食育」の場でもあります。
しかし、物価高騰など、学校給食を取り巻く環境は大きく変化しています。そんな中、各学校で給食を支えているのが「学校栄養士」です。本市では、すべての市立小・中学校に栄養士が一人ずつ配置されており、子どもたち一人ひとりの健康と成長を支える食のプロフェッショナルとして活躍しています。
今回は、学校栄養士の仕事に密着しました。