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特定自動運行(自動運転レベル4)の許可を取得しました
本市内で特定自動運行(自動運転レベル4)の許可を取得しました
概要
長野県塩尻市(市長:百瀬 敬、以下 塩尻市)、一般財団法人塩尻市振興公社(理事長:塩川 昌明)、アルピコ交通株式会社(本社:長野県松本市、代表取締役社長:小林 史成)、アルピコタクシー株式会社(本社:長野県松本市、代表取締役社長:三澤 洋一)、アイサンテクノロジー株式会社(本社:愛知県名古屋市、代表取締役社長:加藤 淳)、A-Drive株式会社(本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長:岡部 定勝)、株式会社ティアフォー(本社:東京都品川区 、代表取締役社長:加藤 真平)、損害保険ジャパン株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:石川 耕治)は、2020年度から自動運転移動サービスの実現に向けた実証実験を実施してきました。このたび、2025年1月9日付けで、道路交通法に基づく特定自動運行の許可を取得しました。
国産自動運転OS「Autoware」に塩尻市の自営型テレワーク事業「KADO」に所属する地元テレワーカーが作成した高精度3次元地図を組み込んで自動運転レベル4を運行するのは全国唯一の取り組みであり、株式会社ティアフォー製Minibusの車両を用いた特定自動運行は全国初となります。
※Autoware はThe Autoware Foundation の商標です。
経緯
塩尻市は、人口減少や少子高齢化が進む中、市街地だけではなく農村地域の暮らしも維持することで、「まちなかの便利な生活」と「農山村地域のゆとりのある生活」を両立する「コンパクトシティ・プラス・ネットワーク」の都市構造の構築を目指しています。今後の高齢化社会において、高齢者を中心とした交通弱者の生活を守るためには、将来にわたって持続可能な地域交通を構築することが必要不可欠です。さらに、高齢運転者による事故防止の観点からも公共交通の利用促進が重要と捉えています。しかし、現状の大型バスによる定時定路線のコミュニティバス運行では、大型二種免許保有運転手の高齢化による担い手不足や、高齢者等利用者の移動ニーズ(便数、速達性等)との乖離による利便性の低下が課題となっています。そこで塩尻市では、2020年度から自動運転及びAI活用型オンデマンドバスの実証実験を実施してきました。
本年度はこれまでの実証実験により構築された官民・地域連携体制を活用しながら、2025年度に市内市街地の生活道路において自動運転レベル4を含む自動運転サービスを社会実装することを目指し、実証実験を行います。
実証実験の概要
本実証実験では、2023年度に一般財団法人塩尻市振興公社が購入した株式会社ティアフォー製Minibusを使用し、塩尻駅・塩尻市役所間において、一般公道混在空間の自動運転レベル4(特定自動運行)にて運行します。
走行ルート
運行期間
レベル4運行:2025年1月23日、24日、29~31日、2月5~7日 9:00~15:00 3便/1日
※今回は運行実証であり、一般試乗は予定しておりません
使用車両
株式会社ティアフォー製Minibus
車長、車幅、車高 | 7,190mm、2,320mm、3,050mm |
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ホイールベース | 4,760mm |
乗車定員 | 23人(客席15席+運転席1席+立ち席7人=定員23名) |
車椅子スペース | 1箇所 |
最高速度 | 35 km/h (手動時は70km/hで走行可能) |
センシングデバイス | LiDAR / カメラ / RADAR |
その他装備 | GNSSおよびIMU |
特定自動運行の許可の公示
本件の公示は次の長野県警ホームページからご覧いただけます