本文
らしく学び、らしく生きる(塩尻市の不登校支援)
不登校はどの子どもにも起こり得ることです。
子どもが学校に行かなくなったら、「ずっと行けなかったらどうしよう。」「将来どうなるのだろう。」と不安を感じる方も多いと思います。
そんな時は、一人で抱え込まずに周りの信頼できる人に相談してください。
誰に相談したらよいか分からない方は、まずは塩尻市教育委員会へご相談ください。
塩尻市教育委員会では、すべての子どもが自分らしく学び、自分らしく生きることができるよう、子どもや保護者に丁寧に向き合いながら、一緒になって考えてまいります。
塩尻市教育委員会学校教育課児童生徒支援係 0263-52-0830
ご相談いただいた内容に応じて、学校、塩尻市教育支援センター、認定フリースクールなどの関係機関等と連携し、お子さまが安心して社会的自立に向けた生活を送れるよう支援します。
また、次の専門家等につなぐことができます。
スクールカウンセラー
心理についての専門家。児童生徒が抱える様々な課題について解決に向けた助言などを行います。
スクールソーシャルワーカー
教育・福祉についての専門家。児童生徒が置かれた環境への働きかけや、必要な支援機関との関係づくりを行います。
子と親の心の支援員
様々な資格、経験をもつ支援員。児童生徒や保護者との面談などで継続的に関わりながら、児童生徒の社会的自立に向けて一緒に考えたり、行動したりします。
アウトリーチ支援員
不登校専門の支援員。家から出られない児童生徒や、学校へ行くことができない児童生徒などに対し、家庭訪問や登校支援などのアウトリーチ的な支援を行います。
学校ではこんな支援が受けられます。
学校生活に不安があるお子さまには・・・
一人ひとりに寄り添った支援ができます。
お子さまが抱えている不安を和らげるため、学校生活の様々な場面で一人ひとりに寄り添った支援ができます。
(支援の例)
- クラスメイトの視線が気になるお子さまや教室に入りづらいお子さまの座席を、教室の一番後ろや出入口付近にする。
- お子さまのペースに合わせて、2時間目から登校する、午前中のみ登校する、給食のみ登校するといった配慮をする。
自分の教室で生活するのが苦しいお子さまは・・・
教室以外の居場所で過ごすことができます。
登校はできるが自分の教室には入れないお子さまや、自分の教室で一日中生活することが難しいお子さまは、自分の教室以外の居場所で過ごすことができます。
(居場所の例)
- 保健室
- 相談室
- 図書館
- スペシャルサポートルーム(これまで「校内中間教室」と呼んでいた部屋のこと。国の支援を受け、令和6年度から段階的に整備を進めています。)
教室に入ることや、人と会うことができないお子さまには・・・
タブレット端末を使った支援ができます。
教室で授業を受けることが難しいお子さまや、家族以外の人と会うことが出来ないお子さまには、タブレット端末を使った支援ができます。
(支援の例)
- 自分の教室以外の場所から、タブレット端末を使って授業を視聴したり、参加したりすることができます。
- タブレット端末を使って、希望する支援者とオンライン上で会話することができます。
なお、一定の要件を満たせば、タブレット端末を使って授業を視聴したり、参加したりすることが「出席扱い」になります。
学校以外の場所ではこんな支援が受けられます。
同世代の友だちと一緒に自分のペースで過ごしたいお子さまは・・・
塩尻市教育支援センターの「高ボッチ教室」をご利用ください。
塩尻市教育支援センターでは、学校に行くことができない状態が続いている児童生徒のために設けた「高ボッチ教室」において、一人ひとりのお子さまに寄り添いながら、社会的な自立につながる支援を行っています。
フリースクール等民間施設に通いたいお子さまは・・・
塩尻市教育支援センターが支援します。
長野県では、増加する不登校児童生徒等の多様な学びの場の確保・充実を図るため、県内のフリースクール等民間施設を認証し、財政支援等を実施する「信州型フリースクール認証制度」を令和6年4月に創設しました。
(長野県のホームページ)長野県フリースクール等情報ポータルサイト kikka⭐︎link〜きっか・リン〜<外部リンク>
塩尻市では、塩尻市教育支援センターがつなぎ役として、市内外のフリースクールなどの民間支援施設や在籍している小中学校と連携し、お子さまを支援します。
- 市内外の民間の支援施設等の紹介
- 市内外の民間の支援施設等と在籍する学校との情報共有・連携
なお、塩尻市では、一定の要件を満たした場合、民間の支援施設等への通所が在籍する学校の「出席扱い」になります。
また、信州型フリースクールとして認証されたフリースクールに通所する子どもの保護者に対して、利用料を補助しています。
家族以外の誰とも関わりがないお子さまには・・・
支援員を派遣することができます。
自宅から出られず家族以外の誰とも関わりがないお子さまのもとへ、NPOのスタッフや市教育委員会の支援員を派遣することができます。
- ゲームやおしゃべりなどによるお子さまとの信頼関係づくり
- お子さまとの面談
- お子さまと自宅以外の居場所や家族以外の人とのつなぎ
広がる多様な学びの場
塩尻市教育委員会では、学校にいくことができていない子どもの「最初の一歩」を支援するため、学習塾と連携した学びの場づくりや、地域の支援者のみなさまと連携した誰でも参加できる体験講座の開催など、多様な学びの場の確保に取り組んでいます。
講座のおしらせや過去の講座の様子などの情報は、塩尻市教育支援センター公式インスタグラムで随時発信していますので、下のQRコードを使ってご確認ください。
「育ちを見つめる笑顔の会」に参加してみませんか。
塩尻市教育委員会では、不登校の子どもを持つ親のお話し会や学習会を開催しています。
育ちを見つめる笑顔の会の開催情報は、塩尻市教育支援センター公式インスタグラムのほか、学校保護者間連絡システム(C4th H&S)で発信します。