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緊急輸送道路沿道建築物の耐震化に努めましょう(塩尻市住宅・建築物耐震改修促進事業補助金)
緊急輸送道路は、災害時等に救急救命や消火活動、物資の輸送等で大変重要な道路となり、地震時の建物倒壊による道路閉鎖を防ぐことは、地域住民の生命と財産を守るうえで極めて重要となります。
このため、市では一定条件下にある沿道建築物について、耐震診断の補助を実施しています。この機会に耐震診断を受けてみませんか。
緊急輸送道路はどの道路か
対象となる緊急輸送道路は、長野県地域防災計画で指定されている震災対策緊急輸送路であり、塩尻市内では下記の道路が該当しています。
- 長野自動車道
- 国道19号
- 国道20号
- 国道153号
- 主要地方道松本空港塩尻北インタ-線(塩尻北インタ-チェンジから松本市境まで)
沿道建築物の耐震診断への補助
平成25年度より一定条件下にある沿道建築物の耐震診断に対する補助が創設されました。なお、耐震診断をする業者については、市で指定いたしませんので、申請者の皆さんがそれぞれ診断費用の見積、依頼等をしてください。また契約前に、補助金交付申請をする必要があります。
対象建築物
次の全てを満たす建築物が対象です。なお、在来工法による木造住宅については、無料耐震診断を実施していますので、そちらをご活用ください。
- 昭和56年5月31日以前に建築工事に着手した建築物
- 緊急輸送道路に敷地が接する建築物
- 緊急輸送道路の幅に対して下図の斜線を超える建築物
対象となる沿道建築物の概要です。
耐震診断に対する補助金額
耐震診断費用(見積金額)、または、基準額の3分の2の額で、上限は一棟あたり260万円となります。なお、基準額は下表の面積区分に応じて算定されます。
延べ床面積 | 単価 |
---|---|
1,000平方メ-トル以内の部分 | 3,670円/平方メ-トル |
1,000平方メ-トルを超えて2,000平方メ-トル以内の部分 | 1,570円/平方メ-トル |
2,000平方メ-トルを超える部分 | 1,050円/平方メ-トル |
基準額の算定例
- 延べ床面積が600平方メ-トルの場合
基準額=600平方メ-トル×3,670円=2,202,000円 - 延べ床面積が1,600平方メ-トルの場合
基準額=1,000平方メ-トル×3,670円+600平方メ-トル×1,570円=4,612,000円 - 延べ床面積が2,400平方メ-トルの場合
基準額=1,000平方メ-トル×3,670円+1,000平方メ-トル×1,570円+400平方メ-トル×1,050円=5,660,000円
なお、第三者機関の判定等の通常の診断経費以外の経費が必要な場合は、1,570,000円を限度として基準額に加算することができます。
補助金申し込みの必要書類
- 補助金交付申請書
- 昭和56年5月31日以前に建築したことの証明書類で、次のいずれかの写し
- 固定資産税課税台帳の写しの証明書
- 建物の全部事項証明書
- 耐震診断見積書(社印等のあるもの)
- 案内図(申請地の分かるもの)
- 診断する建物の平面図、立面図
- 完納証明書
- 診断する担当建築士等の身分証の写し
補助金申請の流れ
- 補助金交付申請書及び必要書類を市へ提出
- 市で内容を審査し、適当と認めたときは、補助金交付決定通知書を申請者に通知
- 診断契約、診断着手→診断完了
- 完了後30日以内に、補助金実績報告書を市へ提出。添付書類は、交付決定通知書の写し、診断契約書及び領収証の写し、耐震診断書の写し、第三者機関等による耐震性能判定表の写し
- 市で内容を審査し、適当と認めたときは、補助金確定通知書を申請者に通知
その他の制度
平成25年度より、昭和56年5月31日以前に工事着手した一定条件下にある大規模建築物に対する耐震診断の補助制度も創設されました。詳細はお問い合わせ先までお願いします。