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”油”断大敵!脂質異常症をイチから学ぼう(基礎編)

ページID:0003341 更新日:2021年6月28日更新 印刷ページ表示

塩尻市の現状からみる生活習慣病

塩尻市における生活習慣病の治療者トップ3は以下の通りです。

(令和2年5月国保レセプトより)
1位 高血圧
2位 糖尿病
3位 脂質異常症

甘いものや脂肪のとりすぎ、野菜不足、過食などの偏った食生活、運動不足、ストレスなどの様々な原因によって、血液中の脂質のバランスが崩れ、動脈硬化が進む病気です。

脂質異常症の3つのタイプ

脂質異常症には3つのタイプがあります。
種類 血液中の状態 脂質異常症の判断基準
高LDLコレステロール血症 悪玉コレステロールが多い 140mg/dl以上
低HDLコレステロール血症 善玉コレステロールが少ない 40mg/dl未満
高中性脂肪血症 中性脂肪が多い 150mg/dl以上

健診から見えること

下記のグラフは、塩尻市国保特定健診を受診した人のうち、脂質異常症を指摘された方の割合を表しています。その割合は年々増加しており、高中性脂肪血症・高LDLコレステロール血症は約4人に1人が指摘されています。

健診から見えることの画像

血液中の脂質の種類と働き

血液中の脂質は大きく分けて2つあります。
種類 働き

コレステロール

細胞膜の主成分、ホルモンの材料、胆汁(消化酵素)の原料になります。

中性脂肪

エネルギー源として活用され、余った分は内臓脂肪や皮下脂肪として
蓄積されます。

脂質の吸収と合成について

脂質の吸収と合成についての画像

LDLコレステロールの画像

 

 

LDLコレステロール
悪玉コレステロールと呼ばれ、肝臓から全身にコレステロールを運びだす船のようなもの。増えすぎると血管内に溜まり、動脈硬化の原因になります。

HDLコレステロールの画像

 

 

HDLコレステロール
善玉コレステロールと呼ばれ、血液中の余分なコレステロールを肝臓へ運びだす船のようなもの。動脈硬化を予防します。

中性脂肪の画像

 

 

中性脂肪
多くなるとHDLコレステロールを減少させます。また、LDLを超悪玉化します。

超悪玉コレステロールとは…
通常のLDLコレステロールよりも、粒子の大きさが小さいLDLのことを「超悪玉」コレステロールといいます。粒子が小さく血管壁に入り込み長くとどまるため、酸化されやすく通常のLDLコレステロールよりも動脈硬化を促進します。
中性脂肪が多い人は、超悪玉の数が多いと言われています。

動脈硬化が進むと血管の中はどうなるの?

動脈硬化が進むと血管の中の画像

血管が75~90パーセントまでつまらないと症状が現れません。
気が付いたときには心筋梗塞・狭心症・脳梗塞等の虚血性疾患になっているのが、動脈硬化です。
動脈硬化を進行させないためにも、これらを進行させる原因は放置せずに、しっかりと改善する事が大切です。

動脈硬化を進行させる5大原因

  • 脂質異常
  • 高血圧
  • 高血糖
  • 喫煙
  • メタボリックシンドローム

脂質異常症を改善するためには

脂質異常症を改善するためには、食事と運動習慣の見直しが大切です。食べ過ぎ、飲み過ぎには注意し、運動を習慣化して標準体重を目指しましょう。また、喫煙をしている方は禁煙をしましょう。

脂質異常症を改善するためにはの画像

栄養バランスの良い食事を心がけましょう

栄養バランスの良い食事は、健康的な食生活の基本です!
様々な食材を満遍なく取り入れて、特定の食材だけに偏らないようにしましょう。

食事の基本は、『主食・主菜・副菜をそろえる』

食事の基本は、『主食・主菜・副菜をそろえる』の画像

脂質異常症を改善する食生活

→”油”断大敵!脂質異常症をイチから学ぼう(食事編)