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”油”断大敵!脂質異常症をイチから学ぼう(食事編)

ページID:0003342 更新日:2021年6月28日更新 印刷ページ表示

脂質異常症を改善する食生活

脂質異常症を改善する食生活の画

<ポイント>

  • 適正エネルギーの維持
    標準体重に必要なエネルギー量を目指しましょう。
    減量が必要な方はまずは3パーセントの減量から。
     
  • 腹八分目にして、ゆっくりよく噛んで食べましょう
     
  • 脂質を減らしましょう。

LDL(悪玉)コレステロールが高めな方

  • コレステロールを多く含む食品を食べ過ぎないようにする。
    卵、魚卵、肉の内臓類はコレステロールを多く含んでいます。重症化予防のため、コレステロールは、1日20ミリグラム未満に留めましょう。 
     
  • 油の種類に注意しましょう。
    肉の脂肪や乳脂肪のとりすぎは、LDLコレステロールを増やします。
     
  • トランス脂肪酸の摂取を控える。
    マーガリン、ショートニングなどに含まれる不飽和脂肪酸の一種です。クッキー、ポップコーン、クロワッサンなどに多く使われ、LDLコレステロールを増やしてしまう作用があります。 
     
  • 食物繊維を多くとろう。
    野菜・海藻・きのこ類に含まれる食物繊維は、コレステロールを体外に出してくれます。
     
  • 大豆・大豆製品の摂取は動脈硬化を予防します。

中性脂肪が高めな方

  • 炭水化物や脂質のとりすぎに注意しましょう。
    お菓子、パン、果物、ジュース、清涼飲料水、はちみつなどの糖質、肉、バターなどの乳製品の脂質に注意しましょう。
     
  • エネルギーが高い油料理を控える。
     
  • アルコールの摂取はほどほどに。
    純アルコールで1日20グラム程度の摂取にします。
    ​純アルコール=アルコール度数(パーセント)÷100×飲む量(ミリリットル)×0.8
      
  • 魚油を積極的に摂りましょう。

HDL(善玉)コレステロールが低めな方

  • 中性脂肪の値が高すぎませんか?
    中性脂肪の値が高いとHDLコレステロールを消費しすぎてしまいます。
      
  • トランス脂肪酸の摂取を控える。
    HDLコレステロールを減らしてしまう作用があります。

LDLコレステロール・中性脂肪が高い方は油の種類に注意しましょう

<とる割合を増やしたい油の種類>不飽和脂肪酸

α-リノレン酸
オレイン酸

しそ油、えごま油、アマニ油、オリーブ油

DHA
EPA

マグロ脂身、ブリ、サバ、サンマ、ウナギ、アジ

 

<とる割合を減らしたい油の種類>
飽和脂肪酸 肉の脂身、バター、生クリーム、チーズ、ラードなど…

 

  • 運動には…中性脂肪を下げ、HDLコレステロールを上げる効果があります。
    特に、ウォーキングや水泳などの「有酸素運動」が効果的です。
    継続して行うことが大切です。

油脂と上手に付き合おう

食品中に含まれる”あぶら”のことを「油脂」と言います。室温で液体のものは「油」(サラダ油やオリーブ油)、室温で固体のものは「脂」(バターやラード)と呼びます。一日の油脂の摂取量のうち、調理で使う油(サラダ油など)は摂取量全体の約20パーセントで、残りの約80パーセントは肉類・魚類・穀類などの食材から摂るものです。すべての油脂は、1グラムあたり9キロカロリーと高めです。目には見えない油脂に気を付けることも大切です。

肉の部位や種類によるエネルギー量の違い

脂の多い部位は、エネルギー量が高くなります。

肉の部位や種類によるエネルギー量の違いの画像

調理法で脂質を減らす工夫

油のエネルギー量は大さじ1(12グラム)で約110キロカロリーと高めです。油は調理の過程で使われることが多く、特に揚げ物はどれだけ油を吸っているか、わかりにくいのが特徴です。食材や衣、切り方によって吸油率が変わりますので、油を上手に使ってください。

  • 揚げる・炒めるよりも、蒸す・煮る。

調理法で脂質を減らす工夫の画像

  • 食材を大きく切る。
  • 油を使わず網焼き、アルミホイルに包む、テフロン加工のフライパンを使う。電子レンジ加熱を利用する。
  • 肉類は下茹でや湯通しをする。
    肉は赤身や皮なしの鶏肉など、脂肪の少ないものを選び、調理前に脂身や皮を取り除く。
  • 脂質を抑えた和食を選ぶ。

配布資料

 

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