高齢者等の見守り活動を進めています

​1　見守り活動を進める背景

少子高齢化が急速に進む中で、当市の令和5年4月1日現在の高齢化率は29.05％で、約3人に1人は高齢者という状況です。

高齢者の増加に伴い、本市でも認知症高齢者や高齢者虐待の増加、孤立死などが生じています。また、近所同士の付き合いも減ってきており、高齢になっても住み慣れた地域で安全・安心に暮らし続けるために、地域全体で高齢者を見守っていく環境づくりが求められています。

2　高齢者等地域見守り活動の目的

日ごろは民生委員さんなど地区の役員の方が、見守り活動を担ってくださっていますが、より多くの地域の皆さんや、高齢者等見守り活動に関する協定締結した事業者の他、高齢者等福祉に関連する様々な機関などが相互に連携・協力することで、地域における見守り・支え合い体制を構築することを目的としています。

3　見守り活動の取組内容

（1）事業者との見守り活動に関する協定の締結

市では、高齢者等の孤独死の未然の防止や、徘徊時の発見等に努めるために、見守り活動に関する協定について賛同していただける事業者と締結しています。

協定事業者が、通常の業務を通じて異変を察知した場合、自らの業務に支障のない範囲で、必要に応じて早くにその状況等を地域包括支援センターなど必要なところへ連絡していただくものです。ただし、緊急に対処する必要がある場合は、警察または消防署に通報するように努めていただきます。

（2）「塩尻市高齢者等地域見守り活動に関する協定」の締結式を行いました

(1)令和5年6月26日に生活協同組合コープながのとの地域見守り活動に関する協定の締結をしました。

(2)令和5年9月27日に塩尻村井新聞販売店主会との地域見守り活動に関する協定の締結をしました。

（3）協定締結事業者

4　地域の皆さんも見守り活動にご協力ください

市ではこれまで、民生委員や専門機関などと連携しながら高齢者等の見守り活動を行ってきました。しかし、今後も高齢化が進行していく状況から、より多くの見守りの目が必要とされています。

現在も行われている住民同士の見守り活動、温かな「気づき」をさらに地域の中に広げることで、高齢者が安心して生活できる地域になることが期待されます。

普段から、あいさつをする、運動や買い物など日常生活の行動の中に見守りを取り入れ、無理なく、見守り活動を続け、お互いに見守り、見守られる関係を築きましょう。

見守り活動をしている中で、何か異変に気づいたら、お住まいの地区を担当している地域包括支援センター等へご相談ください。

詳細については下記のチラシを御確認ください。
高齢者等の見守り活動チラシ [PDFファイル／1.08MB]