1923年(大正12年)9月1日の午前11時58分に発生した関東大震災では、相模トラフを震源とした海溝型地震により、死者・行方不明者が10万人を超え、近代日本の首都圏に未曽有の被害をもたらしました。
この関東大震災を教訓に、その発生日である9月1日が「防災の日」と定められ、日本各地で様々な防災・減災イベントが開催されています。本市としても、消防団による小学校の避難訓練指導や宗賀地域における市民総合防災訓練などを企画することで、大震災の記憶・教訓を住民一人ひとりが継承し、防災意識の向上が図られることを期待しています。
塩尻東小学校で避難訓練を指導しました
関東大震災の特徴として、発生が昼食の時間と重なったことなどから多くの火災が発生し、大規模に延焼拡大しました。これを教訓に、塩尻東小学校では大地震の発生に伴い家庭科室から出火したことを想定し、防災の日に合わせて避難訓練を行いました。
全校児童は、煙を吸わないよう出火元を避けてグラウンドに避難し、身の守り方や避難時の注意点などを教えた際は、真剣な表情で聞き入る姿が印象的でした。その後は、消防団による模擬放水を展示すると、士気溢れる俊敏な動作に歓声が上がり、地元に密着した組織の啓発を行うことができました。

おはしもち 消防団模擬放水の様子
塩尻市消防団では、地区の防災訓練をはじめとした様々なイベント・催しに出向し、火災予防の意識向上や消防団の啓発活動に取り組んでいます。消防団の出向を希望される場合は、市役所危機管理課までお問い合わせください。
問い合わせ先
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