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風水害発生時の対応について記載しています。
風水害は地震と違って、気象情報や前ぶれの現象などにより、ある程度の予測は可能ですが、局地的な集中豪雨などは、予測も難しく短い時間で大きな被害が出るため、私たち自身がすばやく判断して行動をしなければならない場合があります。
日ごろから、風水害への備えをこころがけましょう。
気象情報をよく聞き、早め早めに対応しましょう。雨足や風が強くなってからでは、間に合いません。
台風の雨の降り方には特徴があります。
台風は、遠くにあるうちから前触れのやや強めの雨が降り、近づくに従い激しい雨や雷雨になります。さらに中心が間近に迫ると、猛烈な暴風雨になります。
このように、中心が近づくにつれて段階的に風雨が強まりますから、台風の進路情報に合わせて、早めに雨や風に備えることが必要です。
台風は、進行方向の右側の方が、左側より風が強くなります。
進路の予報が進行方向右側に当たる場合は、暴風域に入ると猛烈な風が吹くおそれがあり、特に厳重な警戒が必要になります。
また、風が強くなってからでは、いろいろな物が飛んできて、外での作業は大変危険です。進行方向にかかわらず、早め早めの対策を心がけましょう.
集中豪雨とは、局地的な気象条件によって、狭い範囲に短時間で大量の雨が降るもので、市内でも重大な被害が度々発生しています。
近年、気象予報の技術が発達してきましたが、局地的な集中豪雨の予測は非常に難しいため、事前に準備する時間を与えてくれません。
特に建物が崖、沢筋、急傾斜地などの近くにある場合は、日ごろからの備えが必要です。
また、浸水に備え、土嚢などの準備もしておきましょう。
台風や集中豪雨はもちろん、長雨が続く場合も土砂災害の危険があります。
また、土砂災害は、土の中にしみ込んだ水の量が多いと発生しやすいものですから、雨がやんだからといって油断はできません。大きな地震のときにも発生することがあります。
建物のある場所の条件や、降りはじめからの雨量、前ぶれの現象などに十分注意して、早めの避難を心がけましょう。