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災害時の医療救護所

ページID:0002528 更新日:2021年6月28日更新 印刷ページ表示

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災害時の医療救護所

医療救護所について

概要

被災住民の応急処置及びトリアージと傷病者の搬送等、円滑な医療救護活動を行うための拠点として、本部医務班の指示に従い、災害発生から数時間以内に、あらかじめ指定した場所に医療救護所を設置します。

設置基準

震度6弱以上の地震が発生したとき、又は、塩尻市災害対策本部が設置され、本部長からの要請があったときに設置されます。

設置場所

【基本救護所】
塩尻市立塩尻西小学校
塩尻市立塩尻中学校
塩尻市立広丘小学校
塩尻市立桔梗小学校
塩尻市立吉田小学校

【臨時救護所】(本部医務班の指示により開設)
塩尻市立片丘小学校
塩尻市立洗馬小学校
塩尻市立宗賀小学校
塩尻市立辰野町中学校組合立両小野中学校
塩尻市立木曽楢川小学校  等

トリアージ(傷病者の疾病程度の判定・選別)について

目的

多数の傷病者が同時に発生したとき、できるだけ多くの傷病者を救うため、傷病者の緊急度や重症度に応じて治療の優先度を決定することをトリアージといいます。
トリアージの判別によって、傷病者の治療や病院への搬送の優先順位を決定していきます。

手順等

  1. トリアージの判定基準は、標準化されており、医療従事者は、トリアージタグに書かれた順序で分類します。
  2. トリアージタグは、4色(黒・赤・黄・緑)のマーカー付きカードです。必要事項を記入し、傷病者の右手首に取り付けるようゴムバンドが付いています。
  3. トリアージタグによる分類(優先順位の決定)
分類表
優先順位 傷病者の状態
赤色

第一優先群(即時)

直ちに救命処置が必要な傷病者
例:ショック、気胸

黄色

第二優先群(緊急)

2~4時間以内に治療を要する傷病者。待機的治療可能
例:バイタルサイン※ の安定した外傷

緑色  第三優先群(猶予)

保留、救急搬送不要な傷病者
例:局所の損傷

黒色  第四優先群(待機)  死亡している者又は救命不能な絶望的状態にある傷病者

 ※バイタルサイン:生命徴候。体温、血圧、脈拍、呼吸数など。

トリアージタグの運用

  • トリアージは、医師を中心とする医療従事者、救急救命士等で行われます。
  • トリアージは、生理学的評価に準じた、「ほことて法(START法)」で実施します。
ほことて法(START法)
  状態 評価内容
行できるか 歩行ができていれば緑タグ
吸しているか 気道開通の有無
骨(とうこつ)動脈は、触れるか 循環のサイン
を握れるか(従命反応) 中枢神経障害の評価

ほことて法によるタグの色分け

ほことて法によるタグの色分けの画像