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自主防災活動

ページID:0002525 更新日:2021年6月28日更新 印刷ページ表示

自主防災活動について記載しています。

自主防災活動に取り組もう

災害から、いのち・財産・わが家わがまちを守る!
最強の力は、「地域の防災力」です

地震などの大規模な災害が発生すると、それに伴う火災の発生、地滑りや崖崩れの発生、多数の負傷者の発生、建物の倒壊、道路の寸断、ライフラインの途絶など、ありとあらゆる災害が発生する複合災害になることがあります。
災害の発生と同時に、市、消防、警察などの関係機関は、全力で災害対応の活動に取り組みます。
しかし、例えば平常時の消防力は、大地震による同時多発火災を前提に整備していません。また、道路の損壊や避難する車の群れなどにより、災害対応の緊急車両の力が十分に発揮できなくなることも考えられます。

ですから、私たちは力を合わせて、目の前に差し迫った緊急事態に立ち向かわなければなりません。
阪神・淡路大震災では、難航する消火活動や救出救助活動の中で、地域の助け合いが大きな力を発揮しました。顔見知りの近所の人を助けたい一心で、瓦礫の山から懸命の救出活動をする、みんなで消火器を持ち寄る、プールの水を汲み出してバケツリレーをするなど、いろいろな活動が行われました。
「コミュニティ活動が活発な地域、隣近所の繋がりが強かったところほど、住民の手によって救出された人の数が多かった」・・・これは、阪神・淡路大震災の貴重な教訓です。
日ごろからコミュニティ活動を活発にし、地域の助け合いや触れ合いを強めておくこと、それが平常時の自主防災活動の基本なのです。

自主防災組織の平常時の活動(例)

自主防災組織は、家庭や地域での日ごろの備えや心構えを確認し合い、災害時に力を合わせて活動ができるよう、コミュニティ活動の一つとして自主的に組織されるものです。
平常時の活動例としては、次のようなことが考えられます。積極的に自主防災活動に参加して、災害に強い地域をつくり上げましょう。

防災知識の普及

 防災への正しい知識を広めるために、防災講習会や防災訓練などを行います。また、広報誌を発行したり、座談会、映画会などを行うことも効果があります。

防災資機材の整備と点検

消火、救出・救護、応急手当などに必要な資機材を整備し、定期的に点検しましょう。
(資機材例→消火器、消防ポンプ、ジャッキ、バール、のこぎり、ハンマー、ペンチ、チェーンソー、ロープ、毛布、担架、リヤカー、三角巾など)

防災訓練の実施

「見物人にならない!しない!」ことが大切です。消火器の取扱いなどの正しい知識や技術を覚え、災害に備えます。
消火訓練、避難訓練、救出救護訓練、応急救護訓練、炊き出し訓練などのほか、ゲーム感覚を取り入れるなど工夫をこらした訓練も効果的です。

地域内の安全点検

崖、傾斜地などの危険個所を把握するとともに、、避難ルート上のブロック塀、倒れやすい自動販売機、野積みの資材など、災害の拡大につながる原因などを継続的にチェックしましょう。
また、地域内で援助が必要な災害弱者などを確認しておくことが大切です。

自主防災組織の災害時の活動(例)

災害時に安全を確保するためには、同時に多用な行動が求められます。
そのためには、みんなで手分けをして分担することが効果的ですから、いくつかの専門班に分けて、なにをどうするのか確認しておく必要があります。
例として次のような班編成が考えられますが、地域の実情に合った組織にするために、みんなで話し合いましょう。

情報班

災害に関する情報を収集し、住民に正しい情報を伝えます。また、デマの防止に努めることも重要な役割です。

消火班

初期消火活動を担当します。消防機関の到着後は、その指示に従って協力してください。

避難誘導班

避難するルートの安全確認や、安全なルートにより住民を避難誘導します。
避難先では、防災関係機関に協力します。

救出・救護班

負傷者救出、救護所への搬送等救護活動を実施するとともに、一般住民の協力を呼びかけたり、高齢者・障害者の安全確認や、支援に駆けつけます。
また、防災関係機関の救護所の開設・活動に協力します。

給食・給水班

炊き出しを実施するとともに、防災機関の行う給水活動・救援物資の配給等に協力します。