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広報塩尻令和8年10月号テキスト版 16ページから17ページ
広報塩尻2026年10月号テキスト版16ページから17ページがご覧になれます。
家庭で育つ幸せをすべての子どもたちに 里親という支援のカタチ「イラスト」
さまざまな事情で親と一緒に暮らすことができない子どもを迎え入れ、家庭の温かさの中で養育する「里親制度」について紹介します。
問い合わせ こども未来課 こども家庭相談係 電話0263-52-0891
親と離れて暮らす子どもたち
さまざまな事情で親と離れて暮らす子どもたちが、日本には約4万2千人、県内に約600人います。こうした子どもを一般の家庭に迎え入れ、支援機関などのサポートを受けながら養育するのが「里親制度」です。
里親家庭で生活することは、
○特定の大人との愛着関係の下で、安心感、自己肯定感、信頼感を育める。
○家庭生活を体験することで、将来、自分が家庭生活を築く上でのモデルにできる。
○家庭生活での人間関係を学ぶことで、地域社会での社会性を養える。
といったことが期待できるため、国では、家庭で暮らすことのできない子どもの養育は、里親への委託を優先して進めるという方針が示されています。
しかし、現状では、そうした子どもの多くは、乳児院や児童養護施設などの施設で生活しており、里親委託の割合は3割に満たない状況です。そのため、国や県では、支援体制の充実などにより、里親を増やすことを目指しています。
里親の輪を広げましょう
県内では267世帯(令和8年3月末時点)、市内では8世帯の皆さんが里親として登録いただいています。より多くの子どもたちに家庭と同じ環境を提供し、家庭の温かさの中で幸せに育つことができるよう、地域に里親の輪を広げましょう。
里親さんを知る日in塩尻
問い合わせ 松本赤十字乳児院 里親支援センターひまわり 電話0263-31-5206(平日9時00分から17時00分)
里親制度説明会
里親に関心がある人ならどなたでも参加できます。
■日時 10月24日土曜日 10時00分から15時00分
■場所 えんぱーく3階会議室302・303
■参加費 無料
■申込締め切り日 10月23日金曜日
※電話でお申し込みください。
パネル展
里親制度のことや里親家庭の暮らしを紹介するパネル展です。
■期間 10月8日木曜日から29日木曜日
■場所 えんぱーく3階 市民サロン
支援機関インタビュー 特別なことはしなくても大丈夫。子どもたちが必要としているのは「当たり前の日常」なんです。 松本赤十字乳児院 里親支援センターひまわり センター長 鎌倉 美枝さん「写真」
どんな人が里親に?
「ニュースで困難な状況にある子どもの存在を知り、何か力になりたい」「子育てが一段落して社会貢献をしたい」「子どもと一緒に暮らしたい」など、里親になるきっかけはさまざまです。
「里親になれるのは特別なスキルや経済的に余裕がある人」というイメージをお持ちの人もいるかもしれませんが、そんなことはありません。子どもたちに必要なのは、家族と一緒に温かいご飯を食べられる、「おかえり」と迎えてもらえる、話を聞いてもらえる、安心して眠れるという当たり前の日常なんです。今のご家庭の状況に合わせてマッチングをしますので、普段どおりのまま受け入れてもらえれば大丈夫です。
やりたいという気持ちも大事ですが、子どもの権利や気持ちを第一に、子どもの声を聴くことが大切です。
地域に里親は足りていますか?
当センターでは27件の里親登録があり、さまざまな形で活動いただいています。ただ、子どもの性格や生い立ちに合わせてマッチングすることを考えると、選択肢が多い方が理想的なので、まだまだ足りないのが現状です。少しでも関心がありましたらぜひご相談ください。
里親さんインタビュー 大変なこともあるけれど、喜びもいっぱい。子どもたちから教わること、助けられることもたくさんあります。 高橋 浩太郎さん・理栄さん(郷原)「写真」
いつから里親の活動を?
浩太郎さん 活動を始めて18年です。夫婦で一緒にできる社会貢献を考える中で里親に行きつきました。期間の長短はありますが、これまでいろんな年代の子どもたちを受け入れてきました。
理栄さん 私の姉が先に里親をしていたんです。大変そうだけど、子どもの成長を見ることができて、やりがいがありそうだなと思っていました。
不安はありましたか?
浩太郎さん 初めての時は不安だらけでしたね。でも、里子も実子も徐々に打ち解けていく姿を見て、心配しなくても何とかなるものだなと感じました。
理栄さん 一緒に暮らしていれば自然となじんできますね。困ったときはすぐに里親支援センターや児童相談所に相談して、抱え込まないようにしています。
やってよかったと思うことは?
浩太郎さん 感謝の言葉や成長を感じるとやってよかったと感じますし、こちらもたくさん教えられ、助けられています。実子が大きくなり、今では活動を支えてくれるのもうれしいですね。
理栄さん 心を開いてくれた時など、小さな喜びをたくさんもらえます。地域にもっと里親が増えてほしいですね。
Q&A 里親についてもっと詳しく
Q 里親とは養子縁組のことですか?
A いいえ、必ずしも養子縁組をするわけではありません。里親には主に次の2種類があります。
(1)養育里親 親と離れて暮らす子どもを、親の元に戻るまで、または自立するまでの一定の期間養育します。親子関係を結ぶわけではありませんが、実の親が養育できない間、子どもの成長を支える大切な存在です。
(2)養子縁組里親 特別養子縁組を結ぶことを前提に、縁組が成立するまでの間、里親として養育します。成立後は、法律上の親子関係になります。
Q 子どもを迎えるまでのステップは?
A 基本的には、(1)相談 (2)研修・家庭訪問 (3)登録 (4)交流 の4ステップになります。なお、それぞれのステップにかかる時間は、希望する人の状況などにより異なります。
Q 里親の年齢要件はありますか?
A 一律の年齢要件はありません。県内でも60歳以上の里親が活躍しています。養子縁組里親の場合は、原則25歳以上で、子どもが成人して自立するまで養育できる見通しが望まれます。
Q 共働きや、実子がいても里親になれますか?
A 子どもの養育が可能であれば里親になれます。共働きの場合は、保育園の利用もできます。実子がいる場合は、年齢や性別を考慮して受け入れが決定されます。いずれも家族や実子の理解と協力を得た上で、新しい家族として迎え入れることが大切です。
Q 経済的な支援はありますか?
A 子どもを育てるのに必要な生活費(月額5万9千円(乳児は6万8千円)程度)、教育費、医療費などが支給されます。また、養育里親の場合、里親手当(月額9万円)が支給されます。
Q 里親についての相談先は?
A 児童相談所と連携して里親制度を支える「フォスタリング機関」があります。里親の検討段階から、研修、迎え入れの調整、養育の支援、養育終了後のアフターフォローまで、チーム体制で総合的にサポートします。
■松本地域のフォスタリング機関
○松本赤十字乳児院里親支援センターひまわり 電話0263-31-5206
○松本児童園フォスタリング機関わたげ 電話0263-87-5296
○松本児童相談所 電話0263-91-3370
大きくなぁーれ!里親の輪 SATO OYA SHINSHU「イラスト」
右のコード(県ホームページ)で里親の声や制度の詳細をご覧になれます。「二次元コード」





