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どこでも市長室(ユースクリニックまつもと)

ページID:0060657 更新日:2026年2月4日更新 印刷ページ表示
                       開催日時 令和7年12月16日 14時30分~
                       開催場所 塩尻市役所 庁議室
参加団体 ユースクリニックまつもと
1枚でわかる会議録

一枚でわかる会議録(ユースクリニックまつもと) [その他のファイル/296KB]

 

「ユースクリニックまつもと」立ち上げの経緯と課題​

(ユースクリニックまつもと)

10代から20代のユース世代の若者が性についての悩みを相談できる場所が非常に乏しいと感じていた。子どもや若者に限らず、その親や地域全体へ幅広く性について啓発活動をしながら、移動式で相談活動をしていきたい。現在は松本市のMウイングで月1回相談室を開設し、また学校へ出向いて講座等も開催していきたいと思っている。課題は、任意団体であるため資金の基盤がないこと。安定し継続して活動していけるようにしていきたい。

(市長)

ユースクリニックまつもとの皆さんには、令和4年10月と令和5年8月に開催した本市のタウンミーティングへ参加いただいた。また市長への手紙でもご意見をいただいた。その中で、自分たちの活動がなかなか教育現場で理解を得られていないというお話があったが、それから2年が経ち、何か状況に変化は。

(ユースクリニックまつもと)

いわゆる歯止め規定について手紙を書かせていただいた。歯止め規定については、今年9月から全国的に署名が集められ、4万を超えるの署名が文部科学省へ提出されている。実際に私たちも学校での出前授業の際に、先生に対して署名をお願いしたが、拒否する先生は大方いらっしゃらず、学校現場でもたくさん集めていただいた。それはやはり、特に中学校など学校現場では若年妊娠や性感染症、デートDV被害などが実際に問題になり歯止め規定など言っていられないということで、包括的支援教育の必要性について大方の先生方は理解・協力していただけるようになっている。

しかし、いざ自分たちから性教育をするとなると、文部科学省から言ってはいないのにも関わらず、どうしても現場の先生方は教えてはいけないというふうに捉えている感覚がまだあり、私たちの出前講座を使って行うのがよいという傾向があるように感じる。

学校での出前講座について​

(市長)

先日、田川高校で性教育の講話をしていただいた。やはり学校での講座はターゲットが絞られ効果があるのではないかと思う。回数としてはまだまだ少ないと感じている。市の総合計画にも学校での性教育の実施を盛り込んでおり、今回の田川高校でのような活動はもっと増やしていきたいと思っている。

(ユースクリニックまつもと)

田川高校での出前講座の事後アンケートでは、とにかく時間が長い、2回に分けてほしいといった意見が多かった。先生や生徒の要望をすべて60分や90分というプログラムに盛り込むと、あまりにもたくさん内容がありすぎてこちらからの投げかけのみで終わってしまう。できれば何回かに分けて、一つのテーマに絞って行うなど工夫しないといけない。高校生は、集団的な教育を受けられる最高の機会だと思う。高校生への性教育の場をもう少し充実したものにできたらと考えている。

(市長)

逆にイベントとして高校生を対象に行うとすると、内容に関心のある方は集まるが、関心のない方にも伝える必要があるので、やはり授業の現場で伝える方法がいいと思う。

(ユースクリニックまつもと)

高校生はもちろん、中学卒業後に予期せぬ妊娠や性感染症の感染、中絶などが増えている。できれば中学生までに必要な知識を知っていてほしいという思いもあるが、なかなか教育現場での時間がとれないというところがある。

(市長)

中学3年生を対象に、授業形式のような形で実施した事例はあるか。

(ユースクリニックまつもと)

市内では塩尻西部中学校での事例がある。

(市長)

中学生を対象として講座を計画的に実施するなら、1年生のときから年1回、そのステージに合わせてやっていくのが一番効果ではないかと思う。

(ユースクリニックまつもと)

塩尻西部中ではすでに各学年ごとに入らせていただいている。時間等の課題はあるが、できるのではないかと考えている。

(市長)

先生方も戸惑いがあって、どこまで性教育について扱ってよいか、踏み込む加減が難しいと感じているかもしれない。その点は、皆さんから生徒へ伝えていただいた方が、もしかしたら先生方も安心するのではないかと思う。

いわゆる義務教育課程であれば、講座を実施する時間を設けてもらうなど各学校へ依頼することができる部分もある。塩尻西部中での事例をお聞きしながら、何回かに分けて実施など、必要な情報をきちんと伝えられる機会を考えていきたい。

(ユースクリニックまつもと)

小中学校へのアプローチの点はぜひ、教育委員会への情報共有を含めてお願いしたい。

イベントの開催、相談室の設置について​

(市長)

イベントとしては、どのような実施を想定しているか。

(ユースクリニックまつもと)

私たちが立ち上げをした際に、丸の内病院の80周年イベントに出させていただいた。丸の内病院には、月経や性感染症などに困っている方の窓口となる「思春期外来」というものがあり、そこでコラボレーションさせていただき、生理用品や避妊具、性に関する絵本の紹介、相談ブースも設けさせていただき、実際に相談に来られた高校生もいた。

(市長)

塩尻市で何か出展を想定するイベントは。

(ユースクリニックまつもと)

イベントではないが、例えば図書館やえんてらすでブースや展示を期間限定で設置したり、他の企画に合わせて出展することもよいのではないかと思う。あとは健康づくり課でのイベントがあればそこに参加したり、企画課で今年6月にデートDVについての講演会があったが、そういった機会に取り込んでいただくことができればと考えている。その際は広報紙にも掲載いただきたい。

(健康づくり課)

健康づくり課で行う健康教室の講師として参加いただくなど、ご案内できる部分について提案できればと思う。あとは市内学校の学校祭でブースを設けてみるというのはよいのではないかと思う。生徒同士だとなかなか聞けなくても、スマートフォンで読み取れるコードを配るとか、関心のある生徒が情報に触れられるような、学校の授業では届きにくい部分にもアプローチできるのではと思う。

(ユースクリニックまつもと)

健康づくり課で市内の高校3校との連携事業はあるか。

(健康づくり課)

高校生に対しては、自らの身体を大切にするという趣旨で、食事について資料を用いて案内している。

(ユースクリニックまつもと)

コラボさせていただける部分があるかもしれない。健康づくり課のからもぜひ学校へ紹介いただければと思う。

(健康づくり課)

市立図書館での展示も、健康づくり課で企画を投げかけると受けてくれるので、出来るのではないかと思う。

少し異なるが、今回ユースクリニックまつもとのキックオフイベントに行かせていただいた中で、親御さんへのアプローチをされていたが、とても効果的だと感じた。市の健診を通して、性教育を自分の子どもにどのようにしていけばよいかわからない親御さんが非常に多いと感じている。市では3歳まで乳幼児健診があり、それまでに性教育をするとなると少しハードルが高いが、どのタイミングでどんな教育をすればよいかを健診のタイミングで親御さんへお知らせすることもできる。乳幼児健診には98%の親御さんが来るので、効果もあると思う。

(ユースクリニックまつもと)

今、実は幼稚園からも性教育に関する相談を受けている。性教育は生まれたときから必要なものだと思っていて、小さいお子さんでも情報を伝えていくと、スッと情報が入っていくってということを聞いたことがある。健診の場であっても関わることができるのであれば嬉しい。男らしさ、女らしさから解放されて、性別関係なく丁寧に自分の体を大事にできることは、乳幼児のときから大切なことだと思う。

(市長)

相談室については、松本市ではMウイングで月1回開設するとのこと。塩尻市で開設するとなるとイメージは。

(ユースクリニックまつもと)

えんてらすなど、高校生をはじめ人が集まる場所で開設を希望している。1~3月は松本市でやってみて、様子をみて4月以降に改めて、塩尻市へもご相談できればと思う。

(市長)

フリースペースで実施する方や団体もあり、また毎年11月にしおじりまちづくりフェスティバルというイベントを開催していて、そこでは市民活動団体の皆さんがたくさん出展しており、そういった場も活用していただければと思う。

資金面の課題について​

(市長)

先ほど財政的な面についての課題をお話しいただいた。塩尻市ではまちづくりチャレンジ事業という、市民活動団体に事業提案をいただいて採択となれば補助金を交付するという制度がある。ただ、広域で取り組む活動となると県の支援対象となってしまうかと思う。県の元気づくり支援金はある程度大きな自己資金を投入しなければならないといった制限もある可能性がある。

(ユースクリニックまつもと)

まちづくりチャレンジ事業は一度相談させていただき、企画については賛同していただいた。ただ対象が塩尻市で活動する団体への補助金ということで、難しいかもしれないとのこと。提出はしてみたいと思っている。

(市長)

あとは、趣旨に賛同していただける企業スポンサーを募るとか。

(健康づくり課)

アイディアとして、生理用品を扱う企業にあたってみるのもよいかもしれない。全国のユースクリニックでは、どのように資金調達しているのか把握しているのか。

(ユースクリニックまつもと)

赤い羽根共同募金で支援を受ける団体もあるが、定款や規則等きめ細かく作成する必要がある。クラウドファンディングによる資金集めをしている団体もある。

(市長)

補助金を受けるとなると、定款の作成や、口座の管理など会計事務も必要となってくる。いずれは法人格を取得するといった予定は。

(ユースクリニックまつもと)

現段階では、現状の体制を継続するか、または産婦人科等のクリニックと一緒に組んで進めたり、あるいは行政の事業に併設していただくなど検討している。

(市長)

理念があっても、資金の調達にある程度目途が立っていないと継続して活動していくことが難しい場合がある。松本エリアでも他自治体の高校に通う生徒もいるし、私どもはエリア全体で取り組んでいくこともよいと思っていて、広域的な取り組みとして自治体間でも考えていきたいと思っている。

その他

(ユースクリニックまつもと)

12月に松本で開催したキックオフイベントを塩尻でもぜひ開催したいと考えている。ご協力をお願いしたい。

(市長)

開催時期や場所の確保が意外と難しいことがある。早めに検討いただきたい。

(ユースクリニック)

今後もいろいろな相談をさせていただくことがあるが、ご協力をお願いしたい。

(健康づくり課)

定期的に情報交換しながら、検診などの場面を活用して市の業務とタイアップができるところ等繋げられればと思っている。今日出た話題の中では比較的スタートできそうな部分もあり、出来ることから始めていきたい。

(市長)

私どももしっかりと問題を認識していかないといけないと思っている。貴重な意見を参考にしながら、一緒にいろいろな取り組みを進めていきたい。一度にたくさんのことをやるのは難しいが、一つ一つ積み重ねて成果が出るようにできればと思う。