本文
どこでも市長室(塩尻市聴覚障害者協会)
映画「僕が生きてる、ふたつの世界」上映会について
(聴覚障害者協会)今年は塩尻市聴覚障害者協会が40周年ということで、イベントの準備を一緒に進めていければと思う。
まず、「僕が生きてる、ふたつの世界」の上映会は11月14日(金)で決まった。
平日ということもあり、大勢の方にお越しいただけるかどうか心配があるが、特に学生の皆さんに参加してもらえたらうれしい。
(市長)上映会に向けては、実行委員会の主導のもと、協力してくださる方がたくさんいる。聴覚障害者協会の皆さんの負担が大きくならないようにしたいと思う。
400人が収容できる中ホールで午前・午後・夕方の計3回での開催となる。満席とはならなくても、より多くの皆さんに見ていただけることの方が大事なのかなと思う。
(聴覚障害者協会)塩尻市聴覚障害者協会40周年記念式典で、映画上映会の宣伝を入れたいと思っている。
(市長)ぜひ40周年の記念事業にタイアップしてもらい、一緒に盛り上げていければと思う。実行委員会も8月から活動が始まる。皆さんで協力して、大勢の人に見ていただき、聴覚障がいに対する理解を深めていければと思う。
手話言語国際デーブルーライトアップについて
(福祉支援課)9月23日(火)はえんぱーく多目的ホールで、デフリンピックの元日本代表選手のお2人による講演会を考えている。
(聴覚障害者協会)講演会を開催し、その後にブルーライトアップを行うという流れを聞いた。もしえんぱーくで講演をしていただくのであれば、駅へ移動するよりも、そのままえんぱーくでブルーライトアップを行うこともできるか。
(市長)ブルーライトアップの場所はどちらでも対応できる。大勢の人に見てもらい、参加することができる場所の設定をしたい。
(聴覚障害者協会)15時から講演会があるということであれば、やはりそこからの移動が大変かなという気持ちもする一方、駅の方がいろんな人が来てくれるのではないかとも思う。えんぱーくで以前イベントを開催したときは、やはり集まる人の世代が限られた気がする。駅の近くの建物で、講演会を開催できる場所は。
(市長)グレイスフル塩尻の13階であれば、空きがあれば貸していただけるかもしれない。
(福祉支援課)駐車場や参加者のことを考えると、えんぱーくの方が参加しやすいかもしれない。駅は距離があるので足が不自由な方等は移動が難しいかもしれない。
(市長)場所は大勢の方が参加できるような形で決めたいと思うので、一任いただければ。デフリンピックにむけたいろいろな取り組みも進めていきたい。
小中学生向け手話パンフレットの作成・配布について
(聴覚障害者協会)2年前に、企業を対象に大人向けの手話パンフレットを作成し配布した。今度は小中学生や若い人を対象としたものをぜひ作りたいと思っており、また一緒に進めていただきたい。
(市長)小・中学生が手話に親しむ機会をつくることも非常に大事だと思うので、ぜひ考えていきたい。前回と同じく、一緒に作っていく形で進めていければ。
(聴覚障害者協会)ぜひ一緒にお願いしたい。
(市長)少し話が変わるが、昨年この席で、私の記者会見での手話表示や、広報誌で手話に関する記事の掲載のご要望についてできる限りお応えさせていただいた。ほかに例えばこういうところで手話の普及を促してほしいとか、そんなお話があればまた教えていただきたい。
アイ・ドラゴンの設置について
(聴覚障害者協会)アイ・ドラゴン※が昨年、須坂市の市役所に設置され、耳の聞こえない方からの評判がとても良かった。文字が表示されるので情報が繰り返しわかり大変良いものだと聞いている。市民の皆さんへの啓発という点でも、アイ・ドラゴンを市役所に設置するのはとてもいいと思う。
(市長)先日の福祉懇談会でも話題が出たということで福祉支援課からは聞いている。費用面でも前向きに検討していきたいと思っている。須坂市はどんなところに設置されているのか。
(聴覚障害者協会)市役所のロビーのテレビに設置されている。
(市長)塩尻市も1階の市民ホールにテレビがあり、そこに付けるイメージになると思う。前向きに検討していきたい。
(聴覚障害者協会)最新のアイ・ドラゴンはアンテナを設置する必要はなく、災害があった場合に点滅してお知らせをしてくれたり、手話による情報が出る機能もあり、文字だけを見てもわからない方も利用できる。自分で番組を選んだり、繰り返し番組を見ることもできる。手話を知ってもらうきっかけにもなるのではないかと思う。
(市長)お話いただいたとおり聴覚障がいのある方のみならず、だれでも利用できるものだと思っている。須坂市の状況を聞きながら、前向きに進めていきたいと思う。
※アイ・ドラゴン:聴覚障がい者の方向けの手話と字幕の番組「目で聴くテレビ」を見るために必要な専用受信機
その他
議会中継の手話通訳について
(聴覚障害者協会)市議会の議会中継について、手話通訳者がいるにも関わらず、通訳がうまく写ってないっていうところがある。発言者の方にカメラが移るとどうしても通訳が見切れてしまう。
(市長)議会事務局によると、少しカメラを引きにして撮影するか、カメラを右に寄せて撮影すれば可能とのこと。2回目の答弁のやりとりは自席に戻ってしまうが、手話通訳者は演台の横にいて、2つのカメラを分割して映すことはできるかどうかは議会事務局にて確認してもらう。
デフリンピックキャラバンカー巡回について
(聴覚障害者協会)キャラバンカー巡回場所について、市役所を会場として受け入れていただいた。私たち聴覚障害者協会も、Tシャツを着てイベントに参加させていただく。
(市長)大勢の皆さんにキャラバンを知ってもらえたらと思う。私も当日は手話で挨拶をしたい。
(聴覚障害者協会)ぜひ皆さんに「デフリンピック」という手話をお伝えしたいと思う。そういったところから、自分の名前を誰もが手話で表せるような世の中が広がっていくといいなと思う。
(市長)皆さんで、手話を覚えていけるような環境を作っていけるような取り組みをしていきたい。いただいた意見をしっかりと生かして、皆さんが暮らしやすい街、聴覚障がいへの理解が進むまちを一緒に作っていきたいと思う。