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広報塩尻令和7年5月号テキスト版 9ページ
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駆除にご協力ください! 身近な特定外来生物
問い合わせ 生活環境課 環境係 直通電話0263-52-0744
地域の自然環境に大きな影響を及ぼす特定外来生物が猛威をるう季節が訪れます。それぞれの特徴を知り、駆除にご協力ください。
オオキンケイギク「写真」画像提供 県環境保全研究所
5から7月頃に花が咲く「オオキンケイギク」は、繁殖力がとても強く、種と根茎により広がり、市内でも多くの場所で確認されています。1年間放っておくと、その翌年には何倍にも増加し、もともと生息していた在来植物は駆逐されてしまいます。
花の特徴
・花はオレンジ色
・花の中心もオレンジ色
・花びらの先はギザギザ
・花の大きさは直径5から7cm
茎や葉の特徴
・茎は30から70cm程度
・葉は細長いへら状
・葉の両面に毛がある
・葉のふちはなめらか
オオハンゴンソウ「写真」画像提供 県環境保全研究所
7から10月頃に花が咲く「オオハンゴンソウ」は、最大2mを超える大型の植物で繁殖力が強く、また、地下茎からは発芽抑制物質を分泌させます。この植物の周辺にもともと生息していた在来植物は駆逐されてしまいます。
花の特徴
・花は黄色
・花の中心は緑黄色で盛り上がる
・花びらは6から14枚
・花の大きさは直径6から10cm
茎や葉の特徴
・茎は0.5から2.0m程度
・下の葉は5から7深裂
・葉の表面は無毛、裏面は短毛がある
・葉の裂片に粗い鋸歯がある
アレチウリ「写真」画像提供 県環境保全研究所
4から5月頃から発芽し、8月以降に開花結実する「アレチウリ」は、ウリ科の一年生草本です。つるを伸ばして他の植物を覆うように繁はんも茂するため、光を遮って他の植物の成長を妨げるなど、在来植物に悪影響を及ぼします。
茎の特徴
・荒い毛が密生したつる
・巻きひげが付いている
葉の特徴
・茎には互い違いにつく
・直径は10から20cmで、表裏がざらざら
・付根はハート形にくぼむ
・縁は鋸葉
駆除の方法は 根元から抜き その場で枯らして 燃えるゴミ
(1)根茎が残ると再生するため、根元から引き抜きましょう。「イラスト」
(2)密閉できる袋に入れ、その場で数日間天日にさらして枯死させましょう。「イラスト」
※枯死させていない状態の運搬は禁止されています。
(3)「もえるごみ」として出しましょう。「イラスト」
※「落ち葉」や「刈り草」として出さないでください。
※引き抜く方法のほかに、種をつける前に刈り払うことで、種による繁殖を防ぐことができます。ただし、残った根から再生するため、継続した実施が必要です。
※除草剤を使用する場合は、飛散防止対策の徹底を図り、周辺環境に配慮した上で用法用量を守って使用してください。
駆除の方法などは、右のコード(市ホームページ)でご覧ください。「QRコード」