ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 組織でさがす > 企画政策部 > 秘書広報課 > どこでも市長室(子育てサークル(ママの会))

本文

どこでも市長室(子育てサークル(ママの会))

ページID:0049140 更新日:2024年12月25日更新 印刷ページ表示
                          開催日時 令和5年9月27日 10時~
                          開催場所 ふれあいセンター広丘
参加団体 子育てサークル(ママの会)

塩尻市の不登校支援について

(ママの会)
 メンバーは不登校や行き渋りの子供をもつ親、それらを支えてきた親の集まり。同じ子と親の心の支援員と関わっている親同士で、情報交換する場が出来て良かった。子どもが不登校や行き渋りを経験したときに子と親の心の支援員という制度を通じで第3者であるアウトリーチ支援員に相談できたことが大きかった。

(ママの会)
 子どもが精神的に不安定になったときに自分だけではどうしようもなかった時に、市から支援のお知らせが届いたので連絡をした。その後すぐに支援員が訪問してくれて面談をし、子どもの表情も明るくなっていった。4年間行き渋っていた子も支援員と駐車場で待ち合わせ、次には正門、次には給食だけ、と関わってくれて少しずつ成長が見られた。
 親の会を設けていただいて他に同じ悩みを持つ親との情報交換ができる場ができたことが大変良いと思った。過去はどこに相談してよいか分からずいろんなところへ相談していた。

(ママの会)
 幼稚園のころから行き渋りがあり、小学校に入ったときにひどくなってしまった。学校や病院、市のいろんなところに行ってみて話をしたがうまくいかなかった。アウトリーチ支援員の先生は話をすべて聞いて、否定せずに受け入れてくれた。嫌な親と思われたくないこともあり、本音を話せず偽った自分を出していたが、アウトリーチ支援員には何を話しても大丈夫かなと思えた。学校へ行き自分が言えないことをうまく伝えて円滑に対応してくれた。自分たちのように救われる人が増えて欲しいと思う。

(ママの会)
 不登校の原因は一つに絞れず、いろいろな要素が積み重なっていると感じている。私の家庭では、早い段階でアウトリーチ支援員に出会い、長い間サポートを受けてきた。私一人で働かざるを得ない状況の中、子どもが学校に行かなくなったが、当初は「学校に行かなくても元気なら良い」と考えていた。今でも子どもたちが自立して楽しく生活できれば良いと思っている。しかし、子どもが学校に行ってくれることで私自身が稼ぎにいけるため助かっている。アウトリーチ支援員が学校と子どもを繋いでくれることに感謝している。子どもが支援員と話したことを学校の方へも共有してもらい、先生と手紙のやり取りもできた。このような学校との連携は個人ではできないので感謝している。

(ママの会)
 この制度にはずっと救われている。アウトリーチ支援員は1対1で子どもと向き合うだけでなく、学校の先生方につないでもらっている。それでチームとなって子どもたちを支援してくれている。
  
(ママの会の家族の方)
 (どこでも市長室について)こういった親の集まりに市長自らが来てくれて話を聞いてくれるのはとても良いと思った。市長と語る会というと自治会の方が話して…という雰囲気で一般の市民は何となく行きづらいと思っていたので良い制度だと思った。孫が不登校になったという話を聞いたときにはどうしたらいいのか分からなくなり右往左往してしまった。 祖父母目線からは何かしてあげたいと思うが、何をしてよいかわからない。とりあえず母親を支えていかなければと思った。アウトリーチ支援員といった制度を今後も進めていただくと嬉しいと思う。

(ママの会の家族の方)
 母親に味方をつけてあげないと、と思い仕事をして留守にしている間に孫に電話をしていた。支援員の先生がよく家に来て話をしてくれる5分がとても貴重だった。

(ママの会)
 子どもたちの中には、昼夜逆転や精神的に辛い時期を乗り越えた例もあった。先生は、子どもの興味に応じて美術部や教育センターとつなげるなど、親では難しいサポートを行い、子どもを中心にチームを形成して支援してくれた。その結果、子どもたちは展覧会で受賞するなど、動画や絵を通じて自己表現を行い、自分の道を今も生きているということを伝えてくれている。不登校の子どもであっても塩尻市のプロモーション動画を作って発表してくれるなど、その子が可能性を持っているということを伝えたい。

(市長)
 全国の市町村に対して、塩尻市を紹介してくれて、彼が伝えてくれたことは非常にプラスだと思う。
 子と親の心の支援員について、子供だけじゃなく親のサポートにつながっていると思っている。関わりが多ければ多いほど、その中から最適なものを選んでいけるようにしたい。長い人生の中で不登校になってしまったとしてもこういった会のように声を上げてもらえるとより効果的と思っている。親の会で感じたことは、不登校になってしまうと学校からの情報も届かなくなり、学校との距離が空いてしまうといった感覚がある。 学校からのプリントを見てもどんなイベントなのか分からないから参加するための一歩が踏み出せない。文章だけでは少しわかりづらいものがある。

(ママの会)
 中学3年生の子を持つ親向けに合同庁舎の説明会だと不登校者限定で(高校の)先生が来てくれるものがあるが、それをえんぱーくやえんてらすで塩尻市対象で出来ないか。

(ママの会)
 不登校というと学校にだけ行かれないというイメージがあるが、そもそも外に出られないということもある。家庭内ではどこから手を付けてよいか分からないという状態になっている。

(市長)
 それぞれの子の特性にもよるところがあるし、もしかしたら違う病気の可能性もあるのでまず、話をしてもらうことがとても重要だと思っている。

(ママの会)
個別最適化な教育はこれから日指すべき改革で、私たちはその流れには乗っていない。そんな中で不登校や行き渋りを経験すると、先生が言ってくれたのは子供にとって不登校だった時期、うちの場合は4年間、それはその子にとって一生のマイナスになってしまう。だけどそれを修学旅行に行けなかった代わりに美術館へ行く、といった経験をしてカバーする。1つ1つ不登校だった期間を埋めるような言葉がけと関わりをしていかないといけないと思っている。
アウトリーチ支援員は個別最適化の教育が浸透していない今の子供たちやその親に対して補完するような形で具体的な声のかけ方などを教えてくれるので安心していられる。

(ママの会)
 月に1回の相談とかでは、追いつかない。不登校の人数が急増している状況がある。数だけが問題ではないと思うが、増え続ける不登校の子どもたちに対して現アウトリーチ支援員のような支援員を増やしてほしい。


(市長)
 障がいを持つ子も支援学級ではなく、誰もが同じ教室で同じ学びをすることが重要と思っている。(参考:DEI)県のフリースクールの事もあるがこういった教育を目指したいと思う。
 また、子と親の心の支援員の人件費を増やすことよりも、きちんと支援できる人を探してくることが大変。誰でも良いというわけではなくて、適した人にやっていただかないといけない仕事だと思っている。