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どこでも市長室(LOCAL NIGHT PICNIC)
イベントの様子(提供:LOCAL NIGHT PICNIC)
LOCAL NIGHT PICNICの総括
開催日時:令和5年12月25日 10時~
開催場所:シビック・イノベーション拠点 スナバ
参加団体 LOCAL NIGHT PICNIC
(市長)ひとことで表すとオシャレ。地方都市のイベントはあか抜けないところも多いが、非常に洗練されていた。新しい平出遺跡公園の活用方法を教えてもらった。今回のイベントに関わりたいんだけど、関われてない方がまだまだいると思う。
(LO)このイベントがきっかけで塩尻に訪れて移住したメンバーもいた。このイベントは共に創るということを大事にしている。
(市長)出店者やバンドの皆さんをどうやって募ってきたのか?
(LO)他のイベントを実際に見に行ったりした。また地元の人が参加しやすいように市民割を実施した結果、効果があった。300枚ほど前売りで売れた。竪穴式住居の中まで装飾させてくれるなど、いろいろやらせてくれる市の施設もなかなかないと思う。いろいろな遊び方があってよかった。
(平出博物館)良い刺激を受けた。いままでやったことなかったイベントで活用していただいて市としてもよかった。市でやるイベントとしてだと教育施設の色が濃く、柔軟なイベントが出来なかったが、いい意味でそういったイメージを壊してわくわくする新しいイベントができたと思う。これからも協力していきたい。
(LO)その場所の良さを生かしながらやらないとイベントはもったいないと思っている。今回のイベントも平出遺跡だからこそできる表現もあった。会場内のオブジェなどはほぼ塩尻のものでそろえている。
(市長)地域資源を生かした交流はとても大事だと思っている。市民は地域資源に慣れてしまっていて良い資源だと気が付けない。外からの目があるとそれに気付ける。地域の魅力を高めていかないといけないと思っている。逆にハードルを感じていることはあるか。
(LO)小学生や老人ホームにアプローチをするときに他のイベントとの公平性をとるのかなどハードルを感じている。認知の観点で行政と一緒に出来るところがあるといいかなと思っている。
(市長)桔梗ヶ原病院の中の老人ホームの皆さんにイベントを見ていただけるような繋がりをもてればいいなと思っている。こういった活動を地域の人に見てもらうことは大事。事前調整すると子供たちが昼間から参加したり高齢者がバスで公園をまわったりも出来たりすると思う。
(LO)今回のような見たこともないようなイベントに対して、協力してくれる人とそうでない人の差が顕著だった。
(市長)市役所として金銭的に赤字のリスクをヘッジできるような立場で支援できたらと考えている。皆さんの人件費は金額換算するとほぼ利益がなくボランティアになってしまっていると理解をしている。ボランティアだと長続きしないものなので、本当はイベントもやりながら収益を出していくのが大事だと思っている。ランタンは一個でどのくらいの予算がかかっているか。
(LO)ヘリウムガスの値段が高騰していてランタンを一基あげるのに3,000円ほどかかっている。それに伴ってチケット代も高くなってしまった。市役所からの協力として私たちが持っていない人脈や知識を共有してもらうような前向きな協力をしてもらえたらありがたい。
(市長)市役所がもっているネットワークを生かしたコーディネート力があれば良いか。
(LO)公共ではないが公益性を生むものに対して力添えいただけたらありがたい。
(市長)共創という言葉があったが、私も大切だと思っていてそういう共に創り上げる体制を職員にも共有しておく。
「楽しい」は何から感じるか
(市長)「楽しい」から始まるというのはとても大事だと思うが、皆さんはどんなところに楽しさを感じているか。
(LO)アーティストやお店の人に声をかけるところから始まっていて、それがピースのように集まって組み合わせたときに見たことがない景色が見られることがわくわくで楽しいと感じる。
(LO)呼び掛けることで協力してくれる人がたくさんいるなどアクションしたあとのフィードバックが想定以上あったことが楽しかった。
(LO)心根は同じ人たちと一緒に一人では体験できなかったことを体験できたのはこのイベントの良さであり、楽しかったところだった。
(LO)一生懸命取り組む人がいてそれに対してサポートしたり手伝ったりすること自体が自分自身の楽しみだった。わくわくした気持ちは言うだけ言って流れてしまうことがあるが、それが本当に形になった。勇気をもらえるイベントだったと思う。
(LO)塩尻はなんにもない場所と思っていたが塩尻でこんな景色を見れたらいいなという願望を実現できたのが良かった。
総括
(市長)やっている皆さんが楽しいとそれは来てくれたお客さんにも伝播するし、楽しみながら地域の課題解決してもらえれば必ず良い結果が出てくると思っている。
地域課題の解決は小さなことの積み上げ。その積み上げが塩尻でやれば何か出来そうだとか、次の前向きな思想につながっていると思う。市もつかず離れずという距離感を保ちながらイベントを共に作っていきたいと思っている。