ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 組織でさがす > 企画政策部 > 秘書広報課 > 広報塩尻令和6年4月号テキスト版 6ページから9ページ

本文

広報塩尻令和6年4月号テキスト版 6ページから9ページ

ページID:0039651 更新日:2024年3月28日更新 印刷ページ表示

広報塩尻2024年4月号テキスト版6ページから9ページがご覧になれます。

令和6年度塩尻市予算 一般会計311億円

問い合わせ 財政課財政係 電話0263-52-0280 内線1361
 令和6年度一般会計予算の総額は311億円で、対前年度比1.6%増の5億円の増額となります。予算の概要と、主な取り組みをお知らせします。

未来投資戦略スタート予算

 「しおじり未来投資戦略(第六次塩尻市総合計画)」の初年度となる令和6年度の一般会計予算の総額は、5年度と比較して5億円増額の311億円、過去2番目の予算規模となりました。

歳入と歳出の特徴

 歳入では、市税は、前年度比2.2%増額の103億6596万円となりました。理由としては、給与所得の増加を見込むことにより市民税の増額、路線価格の見直しを行ったことで市街化区域を中心に土地の価格が上昇したことにより固定資産税の増額を見込むことが挙げられます。また、地方交付税は前年度比1.1%の減額となりました。
 歳出では、障害福祉サービス給付費の増加や児童手当の対象年齢拡大などの影響により扶助費が増額、人事院勧告に伴う人件費の増加などにより義務的経費が前年度比で7億7900万円増加しました。

地域の未来への投資と重要課題への対応

 令和6年度から令和14年度までの9年を期間とするしおじり未来投資戦略は、「地域の未来への投資戦略」を軸に、9年間共通の三つの基本戦略を柱としています。3年間ごとの中期戦略による施策から構成され、この戦略に沿って事業が行われます。
 例えば、基本戦略A「未来共育」では、施策1―4「ライフスタイルに合う預け先があることで、家庭で子どもと過ごす時間がより充実できる」として、第2子以降の保育料無償化などを新たに始めます。
 また、基本戦略B「共創循環」では、施策5―3「脱炭素社会を実現する必要性が共有され、再生可能エネルギーの導入が広がり、研究が始まる」として、個人などが行う再生可能エネルギーや省エネルギーへの投資に対する補助などを新設します。
 さらに、基本戦略C「安心共生」では、施策7―2「相談窓口や相談先・つなぐ先が共有され、困っている人へ届く」として、誰一人取り残さない全世代対応型の支援体制づくりを進めます。
 しおじり未来投資戦略に基づく事業の他にも、原油高・物価高騰対策として、保育園や小中学校の給食費の物価高騰分を行政負担とする予算を計上するなど目下の重要課題に対応しながら、一般会計だけでなく、特別会計や公営企業会計も含めて、限られた経営資源を有効に活用して、市民の皆さんのウェルビーイング(身体的、精神的、社会的に良好な状態)の向上を目指していきます。

会計別予算額

■一般会計 市税や国、県からの交付金などを主な財源とする行政運営の基本となる会計で、市が行う事業の大部分を占めています。
■特別会計 特定の事業を行うための会計で、主として保険料や使用料などの収入で賄われています。
■公営企業会計 事業によって得る収入で支出を賄う独立採算型の会計です。
一般会計 予算額311億円 対前年度比1.6%
特別会計
国民健康保険事業 予算額64億6796万円 対前年度比△0.2%
介護保険事業 予算額58億7116万円 対前年度比△0.3%
国保楢川診療所事業 予算額2451万円 対前年度比△18.3%
後期高齢者医療事業 予算額10億5743万円 対前年度比15.0%
小計 予算額134億2106万円 対前年度比0.7%
公営企業会計
水道事業 予算額28億7410万円 対前年度比11.4%
下水道事業 予算額60億4798万円 対前年度比25.7%
小計 予算額89億2208万円 対前年度比14.2%
総計 予算額534億4314万円 対前年度比3.3%
※端数調整のため、必ずしも合計などは一致しません。
※6年度予算の詳細は、市ホームページ(URL https://www.city.shiojiri.lg.jp/soshiki/11/2519.html)をご覧ください。「QRコード」

一般会計の歳入

▼市税の内訳
固定資産税 予算額49億7819万円 比率48.1%
市民税 予算額42億7900万円 比率41.2%
市たばこ税 予算額4億2600万円 比率4.1%
都市計画税 予算額4億1420万円 比率4.0%
軽自動車税 予算額2億6840万円 比率2.6%
鉱産税 予算額10万円 比率0.0%
入湯税 予算額7万円 比率0.0%

歳入「円グラフ」

市税 103億6596万円(33.3%) 市民税、固定資産税、軽自動車税など
地方交付税 61億8000万円(19.9%) 普通交付税と特別交付税
国庫支出金 37億3616万円(12.0%) 国からの補助金や負担金など
譲与税・交付金 23億4784万円(7.7%) 地方譲与税や地方消費税交付金など
市債 17億5460万円(5.6%) 国や銀行などからの借入金
県支出金 16億4108万円(5.3%) 県からの補助金や負担金など
繰入金 14億4384万円(4.6%) 市の他の会計や基金からの繰入金
その他 36億3052万円(11.6%) 寄付金、分担金、負担金、使用料など

一般会計の歳出

▼歳出を目的別に分類
福祉の充実 予算額112億6552万円 比率36.2%
教育・文化の振興 予算額34億5540万円 比率11.1%
市の借入金返済 予算額31億8970万円 比率10.2%
道路・公園などの整備 予算額31億6602万円 比率10.2%
市の運営 予算額30億6501万円 比率9.9%
商工・観光の振興 予算額29億9097万円 比率9.6%
健康・衛生の推進 予算額17億1087万円 比率5.5%
農林水産業の振興 予算額10億6059万円 比率3.4%
消防・防災対策 予算額8億8707万円 比率2.9%
その他 予算額3億885万円 比率1.0%

歳出「円グラフ」

義務的経費
人件費 62億8096万円(20.2%) 職員の給与や退職金など
扶助費 52億4740万円(16.9%) 社会保障制度として行う支援に要する費用
公債費 31億8970万円(10.2%) 国や銀行などからの借入金の返済金
投資的経費
普通建設事業費 27億3952万円(8.8%) 道路や保育園、学校などの建設事業に要する費用
その他経費
災害復旧事業費 75万円(0.0%) 災害が起きた際の復旧に要する費用
物件費 51億1088万円(16.5%) 旅費、需用費、役務費、委託料など
補助費等 38億1786万円(12.3%) 他の団体などへの補助金や負担金など
繰出金 23億3167万円(7.5%) 市の他の会計への繰出金
貸付金 21億5826万(6.9%) 中小企業融資あっせん資金などの預託金や第三セクターなどへの貸付金
その他 2億2300万円(0.7%) 維持補修費、積立金など

しおじり未来投資戦略に基づく主な事業「イラスト」

 令和6年度予算は、しおじり未来投資戦略をスタートするに当たり、さまざまな事業に取り組んでいきます。令和6年度予算に計上している中から主な事業をご紹介します。

基本戦略A 未来共育 次世代とともに学び成長し、ワクワクして暮らす

保育園・児童館の遊戯室に空調設置「写真」

●保育園遊戯室空調設備設置事業(1億2454万円)
●児童館遊戯室空調設備設置事業(5074万円)
 市内公立の保育園と児童館の遊戯室に空調設備を設置し、園児の保育環境と児童の生活環境の向上を図ります。

大学などの受験料の支援金を新設「写真」

●大学等進学支援金(240万円)
 経済的理由により大学などの受験が困難な子どもの進学を応援するため、受験料の一部を補助します。また、地域人材の確保のため、県内の大学などを受験する場合、支給額を上乗せします。

第2子以降の保育料などを無償化「写真」

●第2子以降保育料などの無償化に係る予算(1900万円)
●家庭で育児する世帯のためのデイ保育の拡充(3712万円)
 0歳から2歳児までの保育料や3歳以上児の副食費について、先行して経済的な負担の多い多子世帯の支援に取り組みます。

interview 赤羽 結貴さん(大門六番町)「写真」

 子どもが2人いて、下の子が保育料無償化の対象になるので、とてもありがたいです。保育料は、毎月の決まった出費となっており、無料化により経済的な余裕につながると思っています。将来のことを考え貯金に回したり、子どもが希望する習い事をさせたりすることも可能になります。県内で19市初の試みで、塩尻市は子育て支援に手厚いと感じており、これからも手厚い子育て支援を期待しています。

基本戦略B 共創循環 共創で新たな付加価値を生み循環させ、イキイキと暮らす

ゼロカーボンシティの推進事業「写真」

●ゼロカーボン推進事業(2315万円)
 再生可能エネルギーの導入や省エネ診断の実施に係る費用の補助をします。
 これらの取り組みに対して補助を実施することにより、再生可能エネルギー・省エネルギーを促進し、2050ゼロカーボンの実現を目指します。

松くい虫被害の拡大防止策の拡充「写真」

●森林整備補助金(5527万円)
●松くい虫等被害予防事業補助金(440万円)
 森林整備補助金の補助内容を拡充し、アカマツ林の樹種転換など、樹木所有者や事業体などによる自主的な被害防除を促進します。

interview 松枯れお助け隊 北沢 豊さん(下小曽部)「写真」

 自分たちの山は自分たちで守るために、松くい虫被害木の伐倒・くん蒸をしています。駆除処理できる若い人も増えてほしいです。

基本戦略C 安心共生 つながり、支え合い、自分らしくニコニコして暮らす

全世代対応型の支援体制の整備「写真」

●全世代対応型支援体制整備事業(803万円)
 第四次塩尻市地域福祉計画のスタートに併せ、複雑化した支援ニーズへの対応のため、誰一人取り残さない全世代対応型の支援体制を整備します。「地域福祉推進員」が伴走型支援や地域支援の推進をし、「総合相談マネージャー」が複雑化した課題などの総合調整をします。

地域共生推進課 百瀬 公章「写真」

 制度と制度の狭間で相談ができない人や一つの窓口では対応できない問題を抱える人などにも対応するため、誰でも相談できる窓口や困りごとの解決の仕組みをつくります。

ワクチン接種への補助を新設「写真」

●帯状疱疹・おたふくかぜワクチン接種費補助事業(558万円)
 帯状疱疹などの予防接種への補助を新設します。
※詳細は下のコードをご覧ください。
▲帯状疱疹予防接種(市ホームページ)「QRコード」
▲おたふくかぜ予防接種(市ホームページ)「QRコード」