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どこでも市長室(うつリカバリーエンジン)

ページID:0033258 更新日:2023年7月3日更新 印刷ページ表示

 

開催日時:令和5年6月3日 17時~

開催場所:えんぱーく応接室

参加団体 うつリカバリーエンジン

介護する家族のための短期宿泊サービスについて

(うつリカバリーエンジン)介護されている人が「宿泊を伴う介護保険サービス」を利用していれば緊急時でも利用することが可能だが、一泊につき自己負担が発生する。年金生活者の利用には費用負担の面で限界がある。介護度が低いから家族の負担が少ないわけではない。介護する家族の病気や怪我などで一時介護ができなくなったとき、あるいは家族の身体的、精神的負担を軽減するため、スピーディーに安い負担額で利用できる宿泊サービスを要望する。

(市長)短期入所の施設を転々としながら利用している人が多くいるのが現実。1週間とか連続して入所できるところがあれば良いと思っている。

補聴器購入助成制度について

(うつリカバリーエンジン)世界のアルツハイマー病会議で「予防可能な要因の中で、難聴は認知症の最も大きな危険因子」と指摘されている。日本補聴器工業会の調査によると購入価格は平均で18万円程度。7割弱が10~30万円の製品を選んでおり、4,5年おきに買い替えが必要になる。補聴器は健康保険が適用されないため、高額で購入できないケースがある。負担軽減の頼りは医療費控除である。そのため、利用者からは自治体からの助成に期待が高まっている。東京都三鷹市では上限4万円、静岡県磐田市では3万円の補助がある。

(市長)補聴器が高額で個人ごとにチューニングする必要があり購入にハードルがある。検討していきたい。他の事例なども研究する。やはり、聞こえないというのはかなりのストレスだと思っている。

高齢者が集える場所づくりについて

(うつリカバリーエンジン)日本シニアライフ株式会社が運営するデイサービス「ラスベガス<外部リンク>」のような施設があると良い。介護認定に関わらず、高齢者が集い交流し楽しめる場所づくりを要望する。

(市長)今年オープンするcore塩尻の中にeスポーツを体験できるコーナーがある。この施設を長寿課の職員が見に来ていて認知症の予防やフレイルの予防に使えないか他の団体と連携して取り組みを進めている。また、健康麻雀がえんてらすの方で盛んに行われている。core塩尻のeスポーツの施設は、ぜひ使っていただきたい。

障害のある方の就労支援について

(うつリカバリーエンジン)約半数が未達成な法定雇用率、障害者とのコミュニケーション不足、全体的に不足しているマンパワーや支援力、十分に活用されていない公的助成金制度…といった現状の課題を解決するために「塩尻市障がい者就労支援センター」の開設を要望する。塩尻市には、一般就労に向けた支援をする就労移行支援事業所と就労継続支援A型事業所がない。最近では補助金目的の「障害者ビジネス」が横行していることが問題になっているため誘致法人の見極めは重要だと思う。また、新たな工業団地に入る、物流、建設、製造関連企業へ、市内の就労継続支援B型事業所からの実習の受け入れや委託契約の働きかけをお願いしたい。

(市長)企業は障がい者を雇用したいんだけど、どうやって雇用したらいいのか、そもそも雇用できる障がい者がいないという声を企業側から聞くことがある。そういった部分から障がい者の就労支援が必要と感じている。市内でも障がい者用の仕事をしっかり用意してうまく機能している企業もある。

 就労施設について、A型とB型の違いは最低賃金が適用されるかどうかだと思っている。B型だと時給が250円ほどになってしまい、缶コーヒーを買うのも躊躇してしまうという話を利用者の皆さんから聞いている。長野市にはアイスクリームを作っているA型事業所があって全国展開もしている。A型になるとそれなりのスタッフと仕事を持ってくるネットワークが必要。そのあたりを研究していく。企業がある程度、社会貢献という形でいい仕事をきちんと就労支援の事業所に出していくというマインドを植えつけていかなければと思っている。

(うつリカバリーエンジン)ある会社では、障がい者を雇用していて仕事を見てあげる余裕がなかったという話を聞いた。外部の人間が入ってサポートしていかないと仕事が定着していかないかなと思っている。

(市長)話が飛躍してしまうが、そもそも教育の時に健常者と障がい者を振り分けてしまっているのが問題だと思っている。小さいときから障がい者に対する理解が進んでいっていい社会になると思っている。障がい者支援の一歩手前の教育のところでしっかりやるべきと思っている。

学校メンタルヘルスリテラシー教育の実践について

(うつリカバリーエンジン)学校の教育現場では、ひきこもりや不登校、摂食障害、虐待やいじめ、うつ病や自殺など学校メンタルヘルスに関する対策が喫緊の課題になっているが、学校では、メンタルへルスに関する基礎的な知識や対応方法 (メンタルヘルスリテラシー) に関する教育が十分に提供されていない厳しい現状がある。そのため、専門家に援助を求める行動が遅延し、必要な専門機関への受診が遅れ、深刻な事態を引き起こす大きな原因になっている。中学生を対象とした「こころの授業」の実施などをお願いしたい。

(市長)メンタルヘルスについては、学校側もどうやって取り組んだらいいか見えないところもあると思っている。発達障害と精神疾患が連携していて不登校にも関連性があるので教育委員会と何かしらの対応を考えている。

総括(市長)

 今回のようなケースの人も多いと思う。体と心の負担にならないようにしていかなくてはいけないと思っている。今回のケースも市の担当部署へ情報共有して連絡するようにする。市役所は0か1じゃなくて0.いくつかがいくつもある。このようなお話を聞いて良い方へ変えていくのが私たちの仕事だと思っている。

 

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