ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 組織でさがす > 企画政策部 > 秘書広報課 > 広報塩尻令和5年4月号テキスト版 2ページから5ページ

本文

広報塩尻令和5年4月号テキスト版 2ページから5ページ

ページID:0030557 更新日:2023年4月1日更新 印刷ページ表示

広報しおじり2023年4月号テキスト版2ページから5ページがご覧になれます。

令和5年度塩尻市の予算一般会計306億円「写真」

 令和5年度一般会計予算の総額は306億円で、対前年度比1.9%減の6億円の減額となります。予算の概要と、主な取り組みをお知らせします。
問い合わせ 財政課財政係 電話0263-52-0280 内線1361

未来への積極的な投資を反映

 令和5年度は、第五次塩尻市総合計画の総仕上げとなる重要な年であり、また昨年10月に就任した百瀬市長が編成する初めての当初予算です。市長マニフェストを的確に反映するとともに、コロナ・物価高騰対策、DXの推進、グリーン社会の実現、地方創生の推進などの重要課題や、交通安全対策、道路の維持補修など「市民生活に密着した事業」に対しても一層の充実を図りました。
 予算編成全般では、限られた経営資源を最大限に活用する中で、持続可能な財政運営および多様化する市民ニーズへの積極的な対応を追求しました。その結果、健全財政の指標は達成しつつ、目指す都市像の実現はもとより、未来への積極的な投資を反映する予算となりました。

有利な財源を活用するため、一部事業を前倒しで開始

 国の補正予算を受けて、有利な財源を有効活用するため、一部事業を4年度の一般会計補正予算に前倒して計上し、5年度に事業を実施します。
 前倒し事業では、市民課窓口の各種申請・届出の記載を不要とする受付窓口支援システムを導入する「書かない窓口」に8662万円。グリーン社会の実現に関連して行う事業として、市民交流センターの照明LED化や、太陽光発電設備の導入のための設計委託料4254万円など、合計で5億9752万円の前倒し事業を行います。

歳入と歳出の特徴

 歳入では、労働賃金改善に伴う給与所得の増加から市民税が前年度比3.8%の増額。固定資産税も新築家屋の増加から前年度比2.6%の増額となりました。また、地方交付税も国税収入増加の見通しから対前年度比6.8%の増額となりました。
 歳出では、障害福祉サービス利用者の増加などにより扶助費が5.1%の増額。投資的経費の普通建設事業費は、5年度は大型の建設事業が少ないため、21.7%の減額となりました。災害復旧事業費は市道高ボッチ線の復旧工事があるため、163.9%の増額となりました。また、市長マニフェスト関連事業では、200項目のうち128項目の関連事業を盛り込んだほか、コロナ物価高騰対策として保育園および小・中学校の給食費の物価高騰分の行政負担や観光関連事業者への支援、DX事業として地域DXセンター(coreコア塩尻)の運営に係る費用を計上しました。

会計別予算額

■一般会計 市税や国、県からの交付金などを主な財源とする行政運営の基本となる会計で、市が行う事業の大部分を占めています。
■特別会計 特定の事業を行うための会計で、主として保険料や使用料などの収入で賄われています。
■公営企業会計 事業によって得る収入で支出を賄う独立採算型の会計です。
一般会計 予算額306億円 対前年度比△1.9%
特別会計
国民健康保険事業 予算額64億8413万円 対前年度比△1.7%
介護保険事業 予算額58億8900万円 対前年度比1.4%
国保楢川診療所事業 予算額2999万円 対前年度比△11.6%
後期高齢者医療事業 予算額9億1926万円 対前年度比6.3%
小計 予算額133億2239万円 対前年度比0.2%
公営企業会計
水道事業 予算額25億8000万円 対前年度比6.5%
下水道事業 予算額48億1256万円 対前年度比△5.0%
農業集落排水事業 予算額4億2047万円 対前年度比△0.3%
小計 予算額78億1304万円 対前年度比△1.2%
総計 予算額517億3544万円 対前年度比△1.3%
※端数調整のため、必ずしも合計などは一致しません。
※5年度予算の詳細は、市ホームページ(URL https://www.city.shiojiri.lg.jp/soshiki/11/2519.html)をご覧ください。「QRコード」

一般会計の歳入

▼市税の内訳

固定資産税 予算額49億670万円 比率48.4%
市民税 予算額41億7570万円 比率41.1%
都市計画税 予算額4億2550万円 比率4.2%
市たばこ税 予算額3億8600万円 比率3.8%
軽自動車税 予算額2億5050万円 比率2.5%
鉱産税 予算額9万円 比率0.0%
入湯税 予算額5万円 比率0.0%
「円グラフ」
市税 101億4454万円(33.1%) 市民税、固定資産税、軽自動車税など
地方交付税 62億5000万円(20.3%) 普通交付税と特別交付税
国庫支出金 36億2963万円(11.9%) 国からの補助金や負担金など
譲与税・交付金 23億4250万円(7.7%) 地方譲与税や地方消費税交付金など
市債 16億8660万円(5.5%) 国や銀行などからの借入金(うち臨時財政対策債2億5000万円)
県支出金 14億9105万円(4.9%) 県からの補助金や負担金など
繰入金 11億2028万円(3.7%) 市の他の会計や基金からの繰入金
その他 39億3540万円(12.9%) 寄付金、分担金、負担金、使用料など
今年度は過去2番目の予算規模です!「イラスト」

一般会計の歳出

▼歳出を目的別に分類

福祉の充実 予算額108億1430万円 比率35.3%
教育・文化の振興 予算額33億2662万円 比率10.9%
道路・公園などの整備 予算額32億543万円 比率10.5%
市の借入金返済 予算額31億2443万円 比率10.2%
商工・観光の振興 予算額30億9053万円 比率10.1%
市の運営 予算額27億9863万円 比率9.1%
健康・衛生の推進 予算額16億3568万円 比率5.3%
農林水産業の振興 予算額10億9458万円 比率3.6%
消防・防災対策 予算額8億4437万円 比率2.8%
その他 予算額6億6543万円 比率2.2%
「円グラフ」
義務的経費
人件費 60億2192万円(19.8%) 職員の給与や退職金など
扶助費 43億2622万円(14.1%) 社会保障制度として行う支援に要する費用
公債費 31億2443万円(10.2%) 国や銀行などからの借入金の返済金
投資的経費
普通建設事業費 23億9874万円(7.8%) 道路や保育園、学校などの建設事業に要する費用
災害復旧事業費 4億1万円(1.3%) 災害が起きた際の復旧に要する費用
その他経費
物件費 49億6383万円(16.3%) 旅費、需用費、役務費、委託料など
補助費等 44億4054万円(14.5%) 他の団体などへの補助金や負担金など
貸付金 24億2246万(7.9%) 中小企業融資あっせん資金などの預託金や第三セクターなどへの貸付金
繰出金 22億9914万円(7.5%) 市の他の会計への繰出金
その他 2億271万円(0.6%) 維持補修費、積立金など
主な事業は次のページから紹介します!「イラスト」

市長マニフェスト主な事業

 昨年10月からスタートした百瀬市政。市長が掲げたマニフェストの中から、5年度の主な取り組みをご紹介します。
新…5年度から始まる新規事業です。

01 子どもたちは未来への懸け橋「イラスト」

新 病後児保育施設の受け入れ開始(916万円)

 9月から市直営にて病後児保育を実施し、保護者の子育てと仕事の両立を支援します。

新 部活動地域移行コーディネーター配置

 新たに任用する部活動地域移行コーディネーターを中心に塩尻市中学校部活動地域移行等協議会での検討を重ね、本市の実情に応じた中学校部活動の地域移行を進めます。

02 健康長寿で未来を楽しむ「イラスト」

新 強度行動障がい児者の居室の改修費用の補助金(90万円)

 一定以上の行動障がいがある人が暮らす住宅に対し、障がい特性に応じた居室などの改修に要する経費の一部を補助します。

フレイル予防対策のための健康増進教室を開催(487万円)

 65歳以上を対象にフレイル(介護が必要になる手前の状態)の予防を目的とした運動教室を開催します。

03 地域経済を強化し未来をつくる「イラスト」

新 新規就職者等への奨学金返還支援(540万円)

 地域産業の担い手となる人材の確保および若者の移住・定住の促進を図るため、本市に定住し市内などの中小事業所に就職する者に対し、奨学金の一部を助成します。

新 地域おこし協力隊制度を活用した漆器産業の後継者確保・育成(432万円)

 地域おこし協力隊制度を活用し、木曽漆器産地の後継者となる職人確保および技術伝承を進めます。

04 安心安全なまちで未来を支える「イラスト」

生活道路整備や舗装修繕の拡充(2億516万円)

 市民生活に密着した生活道路整備・地区要望への対応などを拡充し、4222万円を増額します。

AI活用型オンデマンドバス「のるーと塩尻」の運行エリア拡大(2666万円)

 持続可能な地域公共交通の実現を目指し、新たに広丘・吉田エリアでAI活用型オンデマンドバス「のるーと塩尻」の実証運行を開始します。

05 対話を重ね夢ある市政で未来を描く「イラスト」

新 地域支援コーディネーターを配置

 各地域で取り組む市民と行政の協働のまちづくりを推進し、地域課題の解決や区長業務などに対し、支援を行います。

令和5年度予算重点事業

 5年度は新型コロナウイルス感染症や物価高騰への対策に加え、地域や行政のDX化を進めて行きます。
前倒し…国の補正予算を受けて4年度の一般会計補正予算に前倒しで計上して、5年度に実施をする事業です。

グリーン社会に向けた事業「イラスト」

新 既存住宅に対する太陽光発電設備の導入補助(300万円)

 再生可能エネルギーの普及促進のため、既存住宅に太陽光発電パネルを設置する費用の一部を支援します。

新 市民交流センターへの自立・分散型エネルギー設備導入(4254万円) 前倒し 

 市民交流センターの長寿命化と災害時の代替庁舎としての機能強化を図るため、エネルギー消費最適化設計を実施します。
市民交流センター 唐澤 敏樹「写真」
 照明LED化、空調設備の効率化、太陽光発電蓄電設備の設置など省エネルギー設備を導入予定です!

コロナ・物価高騰対策事業「イラスト」

生活者支援

保育園での紙おむつを処分(495万円)
 保護者の負担軽減などを図るため、使用済みのおむつを保育園などで処分します。
ごみ袋の物価高騰分の行政負担(1145万円)
 市民の生活を支えるため、指定ごみ袋製造業者にごみ袋の原材料費高騰に伴う製造原価の値上げ相当分について補助を行います。

事業者支援

新 農業者への肥料高騰対策支援(231万円)
 肥料高騰対策として国や県が行う補助に対して、上乗せの支援を行います。
中小事業者支援(24億1933万円)
 資金繰りに窮する事業者を支援するため、コロナ融資制度からの借換制度の延長をするほか、アフターコロナに向けた中小事業者の人材確保・育成を支援します。「イラスト」
生活環境課 荻上 怜子「写真」
 市の指定ごみ袋販売価格の維持が図れるように補助します!

DX※事業 どこよりも暮らしやすい市になるために DX戦略の推進「イラスト」

※DX(Digital Transformationデジタルトランスフォーメーション)…デジタル技術を社会に浸透させて人々の生活をより良いものへと変革すること

行政DXの推進

新 ICT活用教育の推進(3080万円) 前倒し
 市内小・中学校の全クラスに配信機器などを整備し、授業配信やオンライン交流などを推進することで、一人ひとりの可能性が最大限に引き出される教育を目指します。
窓口キャッシュレス決済の拡大(1041万円) 一部前倒し
 スマートフォン決済アプリでのお支払いなど多様な決済手段を選べるキャッシュレス決済対応窓口を拡充し、利用者の利便性向上を図ります。
新 「書かない窓口」を開始(8751万円) 一部前倒し
 各種申請・届出書類の記載を不要とする受付窓口支援システムを導入し、窓口サービスの革新を目指します。

地域DXの推進

新 地域DXセンター「core塩尻」の運営開始(6920万円)
 最先端技術の活用により、まちに変革を起こし続ける場所として、企業・行政・地域が共創し、地域の課題を解決する塩尻発のサービス創出を目指します。
塩尻型MaaSの構築(5500万円) 一部前倒し
 オンデマンドバスや鉄道などの交通手段をスムーズに連携させるMaaSアプリの構築や、市内公道での自動運転サービス実用化に向けた開発・実証を推進します。
市民課 上原 崚平「写真」
 職員が聞き取りをして申請書などを作成します。来庁者は確認して署名をすれば手続き完了となります!