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広報塩尻令和5年1月号テキスト版 2ページから5ページ

ページID:0028336 更新日:2022年12月1日更新 印刷ページ表示

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特集 新春市長対談

塩尻市長×高校生広報アドバイザー
住み続けたい塩尻市

高校生広報アドバイザーに聞く 住み続けたい塩尻市

 新春企画として、市内高校3校の生徒会に所属する3人の皆さんを本市の高校生広報アドバイザーに迎え、令和4年10月に市長に就任した百瀬敬市長との対談を行いました。住み続けたいと思う塩尻市を目指して、塩尻市の魅力や課題など高校生の目線から塩尻市を徹底解析します。
「写真」田川高校生徒会長 片桐 尚紀さん 東京都市大学塩尻高校生徒会長 久保田 結乃さん 塩尻志学館高校生徒会副会長 堤 夏美さん 塩尻市長 百瀬 敬

市内の高校に通っている中で感じる、塩尻市の良いところや魅力は何だと思いますか。

片桐さん

私は、卓球部に所属しており、ユメックスアリーナをよく利用させてもらっています。そこで感じたのは、塩尻市の施設の一つひとつが整備されていて使いやすいということです。また、交通面においても整備されているおかげか渋滞が少ないなと感じています。

堤さん

私は体を動かすことが好きで、ユメックスアリーナがオープンしてから、自由に体を動かせる機会ができて良いなと思っています。現在は、ユメックスアリーナや市内のフィットネスクラブをよく利用しています。

市長

皆さんにユメックスアリーナを利用してもらえてうれしいです。その周辺地域は塩尻駅北土地区画整理事業により、多くの家が建ったり商業施設がオープンしたりと、塩尻市の中でも大きくまちが変化している場所です。これからさらに発展していく様子に注目してもらいたいですね。

久保田さん

私はえんぱーくがすごく好きなんです。近くにコンビニやスーパーがあって利便性が高く、テスト期間によく利用させてもらっています。

堤さん

そうですね。私もえんぱーくは学校から近くて、今日もこの後、友達とえんぱーくで勉強しようと思っています。

市長

本当に皆さんにもよく使っていただいていて、ありがたいですね。今やえんぱーくは、塩尻市の魅力の一つになっています。図書館や子育て支援センター、市役所の産業部門などが入った複合施設なのですが、えんぱーくを知って、移住してきてくれた人もいると聞きます。広丘にあるえんてらすは皆さん知っていますか。えんてらすも、勉強などをするために利用している人が多くいます。そちらもぜひ利用してみてください。また、改善してほしいところなどがあったら、ぜひご意見ください。
「写真」令和4年7月に利用者が10万人を超えた、塩尻市総合体育館「YOUMEX ARENA」。
「写真」「知恵の交流を通じた人づくりの場」をコンセプトにした複合施設「えんぱーく」。

高校生の皆さんから塩尻市の施設の魅力についてお話をいただきました。その他、環境面においてはいかがですか。

堤さん

地域の皆さんとの距離が近くて、自分と年が離れた人とも仲良くお話しができるところが魅力的だなと感じています。

久保田さん

友達も思っていることなんですが、やはり塩尻市の自然は魅力ですね。空気もきれいで気温もちょうど良く、活動しやすい環境です。

市長

塩尻市の一つのキーワードが「田園都市」という言葉で、久保田さんからも活動しやすいと言っていただきましたが、塩尻市は都市的機能と、自然の恵みが融合している土地です。このキーワードは、第五次総合計画の中で目指す都市像「確かな暮らし未来につなぐ田園都市」として掲げられています。この計画は、平成27年度に作成した9年間の計画で、令和5年度に最終年を迎えます。今年はそのまとめの年になるのですが、令和6年度からの第六次総合計画に向けて新しい都市像も考えていかなければならない時期に来ています。
皆さんは生徒会の中で、学校のスローガンのようなものは決めているのですか。

片桐さん

生徒会で毎年新しく考えており、ちょうど今考えている最中です。

堤さん

私の学校も今考えているところですね。

久保田さん

私の学校では、目標を分かりやすくするためにさらにキャッチコピーを考えているところです。

市長

素晴らしいですね。市も、短い言葉で人の心に訴えかけるキャッチコピーが必要なのかなと思っています。また、令和6年度から始まる計画に向けて、皆さんも塩尻市にぴったりなキャッチコピーがあったらぜひ教えてください。
「写真」

高校生の皆さんが思う住みたい地域とはどんなところですか。

久保田さん

私自身は高校卒業後、県外への進学を考えています。まずはやりたいことができるかということを一番に考えて、その次にアクセスが良いところを選ぶと思います。また、自然に囲まれた環境で育ってきたのでやはり自然が多いところが良いですね。

片桐さん

久保田さんと同じように高校卒業後は県外に出ようと考えています。高校に通い始めて、一番利用するのが電車なので、やはり駅の利便性や、周辺の施設を重点的に見ると思います。
「写真」

市長

市外に出た人に戻ってきてほしいというのは一番の願いですが、それぞれ個人の思いもあると思います。他の市区町村に住んでも自分が生まれ育った地域を忘れずに、そのまちが今どうなっているのか関心を持ち続けてもらいたいですね。

堤さん

私は高校卒業後、今のところは市内に住み続けようと考えています。大都市に比べると、日中も静かで勉強などに集中できる環境があるので、住み続けたいなと思っています。住む上で交通の便はもちろんですが、買い物の面でもスーパーなどが多くあり、必要なものをすぐに購入できる地域になってほしいなという思いもあります。

市長

ありがたいですね。自治体は住む人がいて成り立ちます。住み続けてもらうことが一つ、大事な要素ですね。人口が徐々に減り、高齢化が進む一方で、子どもたちや、15から64歳の私たちの世代は減っていきます。これからの将来に向けて備えをしなければいけない中で、住んでもらえる、選ばれる地域をつくっていかなければいけないと思いますね。
「写真」

まちの活性化のために高校生の皆さんが思う塩尻市に必要なことはありますか。

市長

堤さんの話にあったように、周りの市町村に比べて塩尻市は商業が弱い部分があります。どんなまちが良いのか皆さんの知恵を貸していただきたいなと思っています。

片桐さん

高校生はやはり遊びたい気持ちがあるんですよね。カラオケやゲームセンターなどがあると若者は集まりやすいと思います。

久保田さん

そうなんですよ。高校生はよくプリクラを撮るので、学校の近くにあったら良いなと友達と話していますね。

市長

高校生の皆さんがえんぱーくやえんてらすなどの市の施設に集まった時に、そこからまちの中を回遊できるようになることが重要ですよね。
「写真」

戻ってきたいと思う地域はどんな地域ですか。

市長

県外に進学した人になかなか戻ってきてもらえないということも統計データから浮かび上がってきています。本市では、塩尻市に定住するとともに、市内または松本圏域の企業に就職する若者の奨学金返還を支援する制度を作りました。いかに塩尻市に戻ってきてもらうのかということが大事だと思っています。

片桐さん

戻ってくるということはそこに住むことになるので、部屋を借りるにしても、限られた中から選ぶより、多くの選択肢がある方が良いのかなと思います。いろいろなものに対して、選択肢が多い地域だと戻ってきたくなると思います。また、住む場所にもつながってくる就職の面では、やりがいを感じながら楽しく働きたいということもあり、自分のスキルを生かせる場所に就職したいですね。

市長

戻ってきてもらうためには、片桐さんが言ったように働く場所も重要ですよね。事業者の皆さんと連携しながら、働きやすい環境をつくっていく必要があると思っています。中には、採用ができないという悩みを持つ企業もあります。それぞれの会社が持つ魅力も知ってもらいながら、皆さんの培ってきた力を遺憾なく発揮でき、自分に合った働き方ができるような就業環境のために、市として支援を進めていきます。

久保田さん

私は、やはり生活に必要なスーパーや病院など、一つひとつが充実していると良いなと思います。また、この先はさらにインターネットの時代になっていくと思うので、SNSを活用して塩尻市の特産品や自然などの魅力を発信していくことも大切だと思います。

堤さん

塩尻市の特産品と言われたときに、ワインや木曽漆器などがすぐに思い浮かぶように、特産品について発信しながら、皆さんに知ってもらえる活動や機会をつくることも大切だと思います。
「写真」

高校生たちの意見を市政に取り入れるためにはどうしたら良いと思いますか。

市長

今回は皆さんの意見を聞くことができましたが、今後どのように高校生などの若い世代の皆さんの意見を聞いて市政に反映させていくか、それが大きな課題になっています。最後に皆さんにお聞きしたいのですが、高校生の皆さんから意見をもらうためには、どのようなことをすれば良いと思いますか。

久保田さん

今回みたいに直接私たちの声を伝えられることはとても大切だと思っていますが、なかなかその機会がないのも事実です。例えば、生徒会長である私が学校全体に塩尻市をどうやったら良くできると思うか質問を投げかけ、全校から意見を集約し、私が市長に伝える形も良いかなと思いました。それだと、多くの意見を市政に取り入れられると思います。

片桐さん

久保田さんの案はすごく良いと思います。また、高校生が市長に意見を言うことができるということもしっかりと宣伝をしながら、高校生でもまちづくりに関わっていけることを知ってもらうことが大事だと思います。

堤さん

私が学校の選挙で公約として掲げていたことでもあるのですが、インスタグラムの中で質問箱というものを設置し意見を募ることで、みんなに気軽に意見をもらうことができると思います。

市長

ありがとうございます。今後、高校生の皆さんから意見を聞く場をつくりたいと思っています。私もSNSでの発信に力を入れていますが、質問箱という仕組みは初めて知りました。しっかり研究したいと思います。令和6年度からは新たな総合計画が始まります。より良い塩尻市のために、高校生の皆さんの声を積極的に反映していきたいと思っています。ぜひ気軽にご意見いただければうれしいです。
「写真」