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広報塩尻令和4年11月号テキスト版 2ページから5ページ

ページID:0026954 更新日:2022年11月1日更新 印刷ページ表示

広報塩尻2022年11月号テキスト版2ページから5ページがご覧になれます。

特集 新市長 百瀬 敬「写真」 共に支え合える心豊かな地域を

 私は、このたびの塩尻市長選挙におきまして、市民の皆様の負託をいただき、市政を担うことになりました。
 選挙を通じて、市民の皆様からいただきましたさまざまなご提言やご意見をはじめ、市政に対して、皆様が求めておられるご期待やご不満など、まさに市民の皆様の生の声をお聞きしお応えをしていく、市長の責務の重さを感じております。市民の皆様の信頼と負託に応え、課せられた重責を果たすために、渾身の努力をしてまいります。
 今、コロナ禍や物価高騰など、社会経済情勢が未曽有の厳しさに見舞われている中、特に地方の都市や農村では、人口減少や少子高齢などの構造的な課題を抱え、その解決に向けた取り組みは一刻の猶予もありません。この困難を乗り越えて、塩尻市に住む人々が幸せで、生き生きとした暮らしを営み、希望を持って将来を展望できるような地域をつくり、子どもたち孫たちに引き継いでいく責任があると思います。
 また、社会経済を取り巻く環境は激しいスピードで変わっており、人々の価値観も多様化、複雑化して、新たな社会的要請や課題が日々生まれています。従って、市民意識をしっかりと把握し、民間の企業や団体、大学などの皆様と広範な連携を保ちつつ、10年、20年先の地域社会を見通し、柔軟でしなやかな発想を持って、人に優しく、さらに進化し躍動する地域づくりを進めてまいります。特に「子育て支援、教育政策」と「福祉政策」は、両輪で進めてまいります。主な政策は、次の7点です。
《7つの主な政策》
(1)感染症や物価高騰からの社会経済の復旧復興、アフターコロナ対策
(2)少子化を乗り越える出産・子育て支援
(3)学校教育や家庭支援、次世代への教育投資、貧困の連鎖の歯止め
(4)人生100年を支える医療・介護・保健・福祉の充実
(5)新たな価値を生み出すことによる、力強い地域経済、雇用や就労の確保
(6)観光、交流、地域ブランドによる地域内好循環の創出
(7)防災、インフラ、都市計画、柔軟で回復力に優れたまちづくり
 同時に、私は選挙の中で、「ともに支えあえる心豊かな地域づくり」を訴えてまいりました。現代は人間関係が希薄化し、家庭や地域のつながりが弱体化していくことが懸念されています。そのような中で、人間が本来持っている“優しさや思いやり”を原点として、一人ひとりのさまざまな能力が、自分のためだけでなく、周りの人々のためにも遺憾なく発揮される、「ともに支えあえる心豊かな地域」を市民の皆様とご一緒につくってまいりたいと強く願っております。
 さらに市政運営の基本姿勢として、次の6点を掲げました。
《6つの市政運営の基本姿勢》
(1)徹底した対話と現場主義
(2)弱い立場の方々への配慮を優先
(3)新しい価値観に対応
(4)多様性の重視
(5)連携・協力・協働
(6)市役所は市民の皆様のよろず相談所
 職員の力を十分に発揮して、全職員が市民の皆様に目を向け、一丸となって政策の遂行に努めてまいります。
 各施策や事業の執行にあたりましては、継続事業の早期完成はもとより、現下の流動する社会経済情勢の中で、困難を極めている市民の皆様や事業者の皆様に対して、早急な対策を打ち出してまいります。
 年末に向けて、予算編成作業も迫っておりますので、早急に庁内体制を整えて、滞ることなく市政を進めてまいります。
 もとより微力ではありますが、市民の負託と期待に応えるべく、渾身の努力をしてまいります。どうぞよろしくお願い申し上げます。
 百瀬 敬

【略歴】

ももせ・たかし
昭和45年5月生まれ。松本県ヶ丘高校、日本大学法学部政治経済学科卒。平成5年に塩尻市役所に入庁。企画課、情報推進課、観光課などに所属。平成29年から産業政策課長、令和2年からは産業振興事業部長を務め、令和4年3月に退職。令和4年10月1日塩尻市長に就任。

市長に聞きました!私の人となり「イラスト」

Q趣味は?
A自転車、スキー、スポーツ観戦
Q尊敬する人は?
A両親
Q座右の銘は?
Aわれ以外、みなわが師
Q長所は?
A明るい笑顔です。
Q好きな食べ物・嫌いな食べ物は?
A何でもおいしく頂戴します。
Q休日の過ごし方は?
A子どもと遊ぶことや日帰り温泉に行くことです。
Q学生時代の部活動は何を?
A高校時代にサイクリング部に所属していました。

市民インタビュー 届け、私たちの声

 10月1日から始動した百瀬市政に期待することや、取り組んで欲しいことを市民の皆さんにお聞きしました。
this voice of mine
send it to the mayor
「イラスト」

菊池 翔さん(田川高校)「写真」

「高校生です」「子供が健やかに育つ塩尻市」
 僕は生徒会長をしており、生徒会の活動でよく子どもと触れ合う機会があります。最近は近所迷惑になるからとの理由で、利用制限をしている公園などがあり、子どもたちが元気に遊べる場所が少なくなっているように感じます。子どもたちの意欲を高め、伸び伸び育つような政策を実現してほしいなと思います。

樋口 奈津子さん 結莉ちゃん(吉田五区)「写真」

「子育てをしています」「子育てしやすい街づくりを」
 塩尻市には子育て支援センターが2カ所あり、困ったことがあればすぐに相談できるところが魅力です。また、ママ友も作りやすく、人とつながれることで安心して子育てができるまちだと思います。子育ては何かとお金が掛かるため、オムツなどの日常品の購入費用に対して金銭面で補助をしてもらえたらありがたいです。

湯浅 章太郎さん 亜木さん(宮前)「写真」

「移住してきました」「チャレンジを応援する町」
 移住して3年目です。塩尻市は気候が良く、住んでいる周りの人も温かいです。このまちは市独自の取り組みや素晴らしい事業を行っているにも関わらず、情報発信が少なく、新しい情報が入りにくいと感じます。市内外向けにPRを行ったり、市民との対話をしたりして、市民のチャレンジを応援するまちになることを期待します。

堤 夏美さん 大西 嶺士さん(塩尻志学館高校)「写真」

「高校生です」「若者×塩尻市」
 塩尻市は、魅力あるイベントや地域の行事などが開催されているにも関わらず、開催情報を知らず高校生などの若者が参加しにくい現状があると思います。木曽漆器や本校で行っているワイン造りなどの伝統を守りながら、若者が気軽に地域住民と関わりが持てて、地域活動に参加できるような新しい政策をしてほしいです。

高砂 聡一さん(大門二番町)「写真」

「飲食店を経営しています」「塩尻市に来る理由のある街づくり」
 市内で2店舗経営しています。塩尻市街地に来る人が少なく、お店に訪れる人の数も増えていかない現状があります。それを解決するには、このまちに来る理由が必要だと感じます。さまざまな人の意見を吸い上げて、塩尻市に人が来て留まる仕組みを作り、訪れた人が「また来たい」と思うような政策をしてください。

宮原 正さん(木曽平沢)「写真」

「木曽平沢区長です」「人が集まるような魅力ある街づくり」
 楢川地域は、人口減少や防災対策などさまざまな地域課題があります。地域の魅力を市内外に発信するなど、地域住民で話し合い手を取り合って、課題解決に取り組んでいます。これからも市内外から人が集まるような、魅力あるまちづくりを行っていきたいと考えていますので、百瀬市長にもぜひ力を貸していただきたいと思います。

樋口 万理子さん(高出二区)「写真」

「民生委員です」「地域の皆さんが元気に暮らせる街」
 地域住民が笑顔になるように、コミュニケ―ションをしっかり取りながら、地域の見守り活動を行っています。その活動を通して、地域住民が気軽に集まって話ができる場所が増えたらいいなと感じています。塩尻市に住むすべての人が生活しやすく、いつまでも元気にいきいきと暮らせるような政策を期待しています。

松原 範雄さん(洗馬)「写真」

「ボランティアをしています」「子供達が戻りたいと思う地域づくりを」
 宗賀地区のどんぐりプロジェクトで、小学生と一緒に作物の栽培や山の整備をするなど地域のことを知ってもらう活動をしています。ここ数年、地区の人口が減少しつつあります。百瀬市長には高齢者が元気に、そして子どもたちが将来「この地域に戻ってきたい」と思えるような地域づくりを進めてもらいたいと思います。

遠藤 清和さん(元町)「写真」

「農業をしています」「塩尻の農業を盛り上げて欲しい」
 新規就農して2年が経ちますが、農業は高齢化や新規就農者の減少により、担い手不足が喫緊の課題になっています。現状、新規就農をするにあたり、土地の借り入れや金銭面で敷居が高いと感じます。百瀬市長には、既存の事業は続けつつ、農業を始めやすくなるような魅力的な事業を行ってほしいです。

山本 貴子さん(原新田)「写真」

「主婦です」「市民を巻き込んだ街づくりを」
 子育てをしながら、働いています。塩尻市は自校給食での食育や姉妹都市であるミシャワカとの交流など、魅力的な取り組みをしているまちだと思います。ただ、PRが余りされていない印象です。もっとさまざまなメディアでPRし、市民一人ひとりの関心を惹きつけ、市民を巻き込めるような市政運営を行っていただきたいと思います。