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広報塩尻令和4年11月号テキスト版 6ページから11ページ

ページID:0026952 更新日:2022年11月1日更新 印刷ページ表示

広報塩尻2022年11月号テキスト版6ページから11ページがご覧になれます

令和3年度決算報告 塩尻市のお財布事情「写真」

 令和3年度にどのくらい収入があり、どのような目的で使われたのか、普通会計の決算状況をお知らせします。
問い合わせ 財政課財政係 電話0263-52-0280 内線1361

歳入 353億2713万円

「円グラフ」
※( )内の数値は構成比です。

自主財源(45.2%)

市税 99億3793万円(28.1%)
諸収入 31億2833万円(8.9%)
繰越金など 23億8831万円(6.8%)
使用料・手数料 4億3890万円(1.2%)
分担金・負担金 7959万円(0.2%)

依存財源(54.8%)

国庫・県支出金 75億8555万円(21.5%)
地方交付税 62億7619万円(17.8%)
地方債 30億4027万円(8.6%)
交付金 24億5206万円(6.9%)

市税の内訳「グラフ」

固定資産税 47億3934万円(47.7%)
市民税 41億7199万円(42.0%)
市たばこ税 3億8296万円(4.0%)
都市計画税 2億4643万円(3.9%)
軽自動車税 3億9702万円(2.4%)
鉱産税 14万円(0.0%)
入湯税 5万円(0.0%)

令和2年度に比べて歳入どうなっている?

歳入全体は減

歳入全体では、国庫・県支出金や地方債が減少したことなどにより12.7%、約51.2億円の減に。

市が自分で集める自主財源は増

市税や、使用料・手数料、分担金・負担金はそれぞれ減少しましたが、諸収入や繰越金などが増加したため、全体で2.2%の増に。

国や県からの依存財源は減

国庫・県支出金や、地方債の借り入れが減少したため、全体で22.1%の減に。

市税全体は減

市たばこ税や、軽自動車税は増加しましたが、市民税や固定資産税が減少したことで、全体では減に。

歳出 338億6862万円

「円グラフ」

義務的経費(44.0%)

扶助費 62億4281万円(18.4%)
人件費 56億7692万円(16.8%)
公債費 29億6619万円(8.8%)

消費的経費(44.8%)

補助費等 45億8849万円(13.5%)
物件費 43億5123万円(12.8%)
投資・出資金・貸付金 25億256万円(7.4%)
繰出金 20億8503万円(6.2%)
積立金 14億652万円(4.2%)
維持補修費 2億4286万円(0.7%)

投資的経費(11.2%)

普通建設事業費 34億8050万円(10.2%)
災害復旧費 3億2551万円(1.0%)

目的別にすると「グラフ」

福祉の充実 109億7199万円(32.4%)
市の運営 43億9782万円(13.0%)
商工、観光の振興 37億8336万円(11.1%)
教育・文化の振興 37億869万円(11.0%)
道路・公園などの整備 35億902万円(10.3%)
市の借金返済 29億6619万円(8.7%)
健康、衛生の推進 19億9736万円(5.9%)
農林水産業の振興 10億4531万(3.1%)
消防、防災対策 8億5324万円(2.5%)
その他 6億3564万円(2.0%)

令和2年度に比べて歳出どうなっている?

歳出全体は減

歳出全体では、普通建設事業費や補助費等が減少したことなどにより13.7%、約53.6億円の減に。

必ず支払わないといけない義務的経費は増

人件費や扶助費がそれぞれ増加したため、全体で12.5%の増に。

公共用施設などに使う投資的経費は減

災害復旧費が大雨災害の影響で増加しましたが、普通建設事業費が減少したため、全体で32.8%の減に。

目的別だと福祉の充実が大

障害福祉サービス給付費や生活保護など福祉の充実に係る経費が大きくなっています。次に大きいのは、人件費などが入る市の運営です。

令和3年度 主な新型コロナウイルス感染症対応策

▶▶▶塩尻市独自事業

中小企業融資あっせん事業 26億100万円
プレミアム付商品券事業 3億9666万円
中小企業支援事業 5315万円
新型コロナ中小企業等独自応援金事業 1518万円
新型コロナウイルス感染症対策観光振興事業 1050万円 
テイクアウトデリバリー応援事業 398万円

▶▶▶国からの補助事業

子育て世帯への臨時給付 9億8702万円
住民税非課税世帯等に対する臨時特別給付 4億151万円
新型コロナウイルスワクチン接種対策費負担金 3億5918万円
新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業費臨時補助金 1億8386万円
「写真」次のページからさらに詳しく解説!

塩尻市の財政 

歳入「グラフ」

市税 99億3793万円(28.1%)
国庫・県支出金 75億8555万円(21.5%)
地方交付税 62億7619万円(17.8%)
諸収入 31億2833万円(8.9%)
地方債 30億4027万円(8.6%)
交付金 24億5206万円(6.9%)
繰越金など 23億8831万円(6.8%)
使用料・手数料 4億3890万円(1.2%)
分担金・負担金 7959万円(0.2%)

教えて!!塩尻さん家7人家族「イラスト」

■家族構成 親子2世帯
 お父さん、お母さん、子ども3人 おじいちゃん、おばあちゃん
私たちの住む塩尻市の財政状況は大丈夫?
Q 地方債ってなあに?「イラスト」
A ▶地方債は道路を整備したり建物を建てたりする時などに国や銀行などから借りるお金のことです。地方債は借金なので、借りたときは歳入ですが基本的に翌年度から一定の期間で返済すべきお金になります。令和3年度は主に小坂田公園の再整備事業や楢川の義務教育学校の工事費などに使いました。
「写真」小坂田公園は令和5年春にリニューアルオープンを予定!
Q 地方交付税の額はどうやって決まるの?「イラスト」
A ▶自治体間での財政格差を補うことを目的として、市の財政状況に応じて国から交付されます。所得税、酒税、法人税、消費税、たばこ税の国税のうち、それぞれの一定率を財源としています。
Q 自分たちで集める市税と国や県からもらうお金の割合はどうなっているの?「イラスト」
A ▶市の歳入には、市税や負担金、繰越金などの自主的な財源である自主財源と国や県からの支出金、地方交付税からなる依存財源があります。自主財源の割合は約45%、依存財源の割合は約55%となっており、本市では自主財源が少ない中で、国や県などの支出金や交付金、財政負担の少ない有利な地方債などを活用しながら市政の運営をしています。
Q 令和2年度に比べて市税は多いの?少ないの?「イラスト」
A ▶新型コロナウイルスの影響もあり、課税所得が減少したため、個人市民税は減少しました。また、固定資産税も減少していますが、その背景には事業収入が減少している中小企業者・小規模事業者に対して軽減措置を行ったことがあります。

貯金 塩尻市の貯金はどれくらい?

市民1人当たりの貯金は 12万2444円「イラスト」
 市の貯金である基金には、年度間の財源の変動に備えて積み立てる基金や特定の目的に利用するための基金など3つの種類があります。令和3年度は国の財政措置を効果的に活用したことや、ふるさと寄附金が好調だったことなどにより、財政調整基金が過去最高の44億円余りとなりました。県下19市では8番目に良い数字です。
「グラフ」
令和元年度
財政調整基金 41億円
特定目的基金 28億円
減債基金 2億円
令和2年度
財政調整基金 39億円
特定目的基金 28億円
減債基金 2億円
令和3年度
財政調整基金 44億円
特定目的基金 31億円
減債基金 6億円

歳出「グラフ」

扶助費 62億4281万円(18.4%)
人件費 56億7692万円(16.8%)
補助費等 45億8849万円(13.5%)
物件費 43億5123万円(12.8%)
普通建設事業費 34億8050万円(10.2%)
公債費 29億6619万円(8.8%)
投資・出資金・貸付金 25億256万円(7.4%)
繰出金 20億8503万円(6.2%)
積立金 14億652万円(4.2%)
災害復旧費 3億2551万円(1.0%)
維持補修費 2億4286万円(0.7%)
「イラスト」 

私たちが納めている税金はどんな風に使われているの?

Q 貯金はどのくらいあるの?「イラスト」
A ▶市の貯金として基金に積み立てたものを積立金といいます。令和3年度の積み立てにより財政調整基金は過去最高の基金残高となりました。
Q 補助費等って何に使われているの?「イラスト」
A ▶補助費等とは市から他の組織などに対して、行政上の目的により交付される経費です。広域連合への負担金や、中小企業への支援事業、オンデマンドバス実証実験や塩尻型MaaS構築事業への負担金など今後の市民の皆さんの暮らしにつながる事業に対して使いました。
「写真」のるーと塩尻は塩尻東地区で実証運行を開始!
Q 人件費は何でこんなに多くなっているの?
「イラスト」僕たちも保育園に通ってるよ!
A ▶人件費の割合は、19市の中でも高くなっています。中でも児童福祉費の人件費の割合が高く、児童福祉費には保育所の人件費も含まれています。これは、本市が保育現場への人的投資に力を入れているためです。一人ひとりの子どもの育ちに寄り添う保育を実施するため、国の保育士配置基準より手厚く配置しています。
「写真」
Q 扶助費っていうのが一番多いみたいだけど、一体どんなことに使われてるの?「イラスト」
A ▶扶助費とは、生活に困っている人や子育てをしている世帯、障がい者などの生活を支えるためのお金です。令和3年度は、新型コロナウイルスの影響を受けた子育て世帯への臨時給付金や生活保護費などの支援に使いました。

借金 塩尻市の借金はどれくらい?

市民1人当たりの借金は 43万5728円「イラスト」
 市の借金である地方債残高は、令和3年度に1.6億円増加し288.9億円となりました。県下19市で比べると9番目となっています。ただし、今後は老朽化してくる建物や道路の長寿命化など、ハード事業による地方債の需要は高まっていきます。交付金や財政負担の少ない有利な地方債などを活用するなど、借金をなるべく増やさないような財政施策が必要となってきます。
「グラフ」
令和元年度 274億円
令和2年度 287億円
令和3年度 289億円

金額が大きすぎてなかなか実感が湧かない…難しい言葉がいっぱいで分からないところがある「イラスト」 そこで「イラスト」 塩尻さん家の家計に例えてみた

※令和3年度決算の歳入総額を500万円に置き換えて、家計に例えています。

収入

給料

 市民税、固定資産税などの市税 決算額140万6558円
 地方交付税 決算額88万8296円

パート収入

 分担金・負担金 決算額1万1265円
 使用料・手数料 決算額6万2119円

雑収入

財産収入、寄付金、諸収入 決算額57万791円

先月の残り

 繰越金 決算額17万3658円

預貯金の引き出し

 繰入金 決算額3万6345円

親からの援助

 国庫・県支出金 決算額107万3615円
 交付金 決算額34万7050円

家の改築ローンの借り入れ

 地方債 決算額43万303円
 合計 500万円

支出

食費

 人件費 決算額81万4907円

家族の医療費・養育費

 扶助費 決算額86万2843円

ローンの返済

 公債費 決算額43万1421円

光熱水費・通信費

 物件費 決算額62万3164円

クラブ活動

 補助費等 決算額67万1100円

友人への援助

 投資、出資金、貸付金 決算額33万5550円

子どもへの仕送り

 繰出金 決算額28万7614円

貯金への積み立て

 積立金 決算額19万1743円

家の増改築・補修

 維持補修費 決算額4万7936円
 普通建設事業費 決算額47万9357円
 災害復旧費 決算額4万7936円
合計 479万3571円

○差し引き残高 20万6429円

家計簿をポイントで見てみよう!

我が家の収入を支えているのは何だろう?「イラスト」

 塩尻さん家の収入は給料(市税など)が約46%、残りは親からの援助など(国庫・県支出金など)に頼っています。令和3年度は新型コロナウイルスの影響を塩尻さん家も受け、給料(市税)が減ったことなども影響して、収入全体は少なくなっています。

主に何にお金を使ったのだろう?「イラスト」

 塩尻さん家の歳出は、食費や医療費・養育費・ローンの返済など(人件費や扶助費など)の大きく削ることができない経費の割合が支出の約半分に近い割合となっています。
 また、令和3年度は8月の大雨災害によって家の改修が必要になったため、家の補修費(災害復旧費)が例年よりも多く掛かりました。

僕の家でも物の値上がりの影響は受けたのかな?「イラスト」

 光熱水費・通信費(物件費)は昨年よりも増額しており、物価高騰は塩尻さん家にも影響を及ぼしています。
 物価高騰は今後も塩尻さん家に影響を及ぼすため、無駄な経費の削減や、貯金(基金)の取り崩しが必要になります。

指標から見る塩尻市の財政力まとめ「イラスト」

令和3年度は黒字決算!

 塩尻市の令和3年度の歳入は353億円余りで、歳出は338億円余りとなりました。歳入歳出差引額から翌年度に繰り越すべき財源を除いた実質収支は11億円余りとなり、黒字決算です。

塩尻市は他の市と比べても成績良好

 財政基盤を表す数値として、財政力指数というものがあります。本市における財政力指数は0.64と県下19市の平均以上、さらに県下4番目の数値となっており高い水準を示しています。これからも健全な財政運営に努めていきます。

主な財政指標
経常収支比率「イラスト」

家計における給料などの定期的な収入に占める食費や光熱水費といった、常に必要な支出割合を示したものです。
県下平均 86% 塩尻市 87.1 県12位

財政力指数「イラスト」

生活に例えると、普通の生活ができるだけの費用をどれだけ自分で稼げるかの割合を示したものです。数字が1に近いほど良いです。
県下平均 0.56 塩尻市 0.64 県4位

将来負担比率「イラスト」

生計を共にする世帯で、今後の住宅取得や自動車購入などの借入金の返済見込額と貯金の状況をもとに、将来の負担がどのくらいの割合なのかを示すものです。数字が低いほど良いです。
県下平均 26.7 塩尻市 17.4 県9位

実質公債費比率「イラスト」

生計を共にする世帯で、1年間の支出のうち住宅取得や自動車購入などの借入金があった場合にその返済などがどのくらいの割合であったかを示すものです。数字が低いほど良いです。
県下平均 7.1 塩尻市 6.4 県6位
※決算の詳細は、市ホームページ(URL https://www.city.shiojiri.lg.jp/soshiki/11/13491.html)でもご覧いただけます。
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