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広報しおじり令和3年4月号テキスト版 4ページから7ページ

ページID:0002147 更新日:2021年6月28日更新 印刷ページ表示

広報しおじり2021年4月号テキスト版4ページから7ページがご覧になれます。

令和3年度塩尻市の予算 一般会計299億円

 令和3年度一般会計予算の総額は299億円で、対前年度比6.0%、17億円の増額となります。予算の概要と、主な取り組みをお知らせします。
問い合わせ 財政課財政係 電話0263-52-0280 内線1361

一般会計の歳入

市税 94億1264万円(31.5%)市民税、固定資産税、軽自動車税など
地方交付税 51億1300万円(17.2%)普通交付税と特別交付税
国庫支出金 37億4036万円(12.5%)国からの補助金や負担金など
市債 28億1760万円(9.4%)国や銀行などからの借入金(うち臨時財政対策債15億2100万円)
県支出金 13億9271万(4.7%)県からの補助金や負担金など
繰入金 11億7994万円(3.9%)市の他の会計や基金からの繰入金
地方譲与税 2億8050万円(0.9%)自動車重量譲与税など
その他 59億6325万円(19.9%)地方消費税交付金、分担金、負担金、使用料など

▼市税の内訳は?

市税の内訳
固定資産税 47億2086万円(50.2%)
市民税 36億9460万円(39.2%)
市たばこ税 3億8400万円(4.1%)
都市計画税 3億7680万円(4.0%)
軽自動車税 2億3620万円(2.5%)
鉱産税 15万円(0.0%)
入湯税 3万円(0.0%)

一般会計の歳出

人件費 56億9004万円(19.0%)職員の給与や退職金など
物件費 49億5799万円(16.6%) 旅費、需用費、役務費、委託料など
補助費など 45億1446万円(15.2%) 他の団体などへの補助金や負担金など
扶助費 37億7049万円(12.6%)社会保障制度として行う支援に要する費用
公債費 30億2051万円(10.1%)国や銀行などからの借入金の返済金
貸付金 26億9500万(9.0%)中小企業融資あっせん資金などの預託金や第三セクターなどへの貸付金
普通建設事業費 26億6318万円(8.9%) 道路や保育園、学校などの建設事業に要する費用
繰出金 21億5915万円(7.2%)市の他の会計への繰出金
その他 4億2918万円(1.4%) 維持補修費、積立金など

歳出を目的別に分類すると?

福祉の充実 96億2592万円(32.1%)
商工・観光の振興 36億565万円(12.1%)
教育・文化の振興 33億492万円(11.1%)
市の運営 30億8210万円(10.3%)
道路・公園などの整備 30億7842万円(10.3%)
市の借入金返済 30億2051万円(10.1%)
健康・衛生の推進 19億9643万円(6.7%)
農林水産業の振興 10億5984万円(3.5%)
消防・防災対策 8億3354万円(2.8%)
その他 2億9267万円(1.0%)

一般会計予算は過去最大の299億円

 令和3年度の一般会計予算の総額は、2年度と比較して17億円増額の、299億円となりました。2年連続で過去最大の予算規模となります。

感染症対策と市民生活の利便性向上に積極的に取り組む

 3年度は、第五次塩尻市総合計画第3期中期戦略の初年度となることから、これまでの成果を基盤に、本市が目指す都市像「確かな暮らし 未来につなぐ田園都市」の実現に向け、基本戦略に掲げた施策を重点分野として積極的な投資を行いました。
 特に、安全・安心な市民生活の確保を最優先とし、新型コロナウイルス感染症対策に加えて、確かな暮らしを未来につなぐ施策として、市民生活の利便性向上のための事業にも積極的に取り組みます。

歳入と歳出の特徴

 歳入では、新型コロナウイルス感染症の影響による所得の減少などに伴い、市民税が対前年度比10.7%の減額となりました。一方、固定資産税は、堅調な設備投資の持続による償却資産の増加などにより対前年度比0.7%の増額となりました。また、国の財源不足により地方交付税が対前年度比5.1%の減額となる代わりに、臨時財政対策債の借り入れが対前年度比59.9%の増額となりました。
 歳出では、人件費が退職者の減少などにより、対前年度比2.4%の減額となりました。また、新型コロナウイルス感染症のワクチン接種事業などにより物件費が11.4%の増額、中小企業支援やプレミアム付商品券の発行などにより補助費などが16.1%の増額となりました。

会計別予算額

  • 一般会計 市税や国、県からの交付金などを主な財源とする行政運営の基本となる会計で、市が行う事業の大部分を占めています。
  • 特別会計 特定の事業を行うための会計で、主として保険料や使用料などの収入で賄われています。
  • 公営企業会計 事業によって得る収入で支出を賄う独立採算型の会計です。

一般会計 予算額 299億円 対前年度比 6.0%
特別会計
国民健康保険事業 予算額 66億2070万円 対前年度比 △1.1%
奨学資金貸与事業 予算額 3,033万円 対前年度比 △1.0%
介護保険事業 予算額 58億759万円 対前年度比 0.9%
国保楢川診療所事業 予算額 606万円 対前年度比 △52.5%
後期高齢者医療事業 予算額 8億4881万円 対前年度比 1.8%
小計 予算額 133億1349万円 対前年度比 △0.1%
公営企業会計
水道事業 予算額 24億7694万円 対前年度比 0.1%
下水道事業 予算額 51億2945万円 対前年度比 △1.2%
農業集落排水事業 予算額 4億2789万円 対前年度比 △23.6%
小計 予算額 80億3428万円 対前年度比 △2.3%
総計 予算額 512億4777万円 対前年度比 3.0%
※令和3年度予算の詳細は、市ホームページ(URL http://www.city.shiojiri.lg.jp/gyosei/zaisei/yosan.html)をご覧ください。「QRコード」

3年度予算 主な取り組み

 3年度予算は、新型コロナウイルス感染症対策に加えて、市民生活の利便性向上のための事業にも積極的に取り組みます。3年度予算の中から主な取り組みをご紹介します。

新型コロナウイルス感染症対策事業

ワクチン接種体制の確保 3億9000万円
 集団接種と個別接種を効果的に組み合わせた「しおじりモデル」を構築し、安全・安心・迅速なワクチン接種体制を確保します。
※ワクチン接種に関する情報は、今月号に折り込まれるチラシをご覧ください。また、市ホームページ(URL https://www.city.shiojiri.lg.jp/kurashi/kenko/attention/koronawakuchin.html)でも随時情報を更新しています。「QRコード」
「写真」予防接種のシミュレーションなど、接種に向けた準備を進めています。

新型コロナウイルス感染症対策・DXの推進 25億円

 コロナ禍における市民の生活・雇用・事業を守り抜き、感染拡大への対応と経済活動の段階的な引き上げを両立させます。また、DXの推進においては、以前より取り組んでいるICTを活用した業務改革や地域課題の解決を、さらにスピードを上げて積極的に取り組みます。
※DX…デジタル・トランスフォーメーションの略。デジタル技術を活用して、人々の生活をより良い状態へ変革していくこと。
「写真」GIGAスクールの様子
「写真」2年度の社会実験で使用した自動運転車両

  • 中小企業の事業継続支援 22億1000万円
     新型コロナウイルス感染症の影響を受けている中小企業への支援の拡充(事業者間取引の促進、預託金・利子補給など中小企業融資あっせん)
  • 観光関連産業の支援 1,500万円
     新型コロナウイルス感染症の影響を受けている観光関連事業者(宿泊、バス、土産物店など)などへの支援
  • GIGA(ギガ)スクール構想の推進 1,776万円
     小・中学校において「1人1台端末・高速通信環境」を生かした学びの提供(学習用コンテンツ導入、ICT支援員の配置など)
  • 保育業務のICT化の推進 3,095万円
     登降園管理や連絡帳作成など保育業務支援システムを市立保育園全園で運用開始

アフターコロナを見据えたさまざまな取り組みを実施

官民連携事業の推進 1億円
  • 塩尻型テレワークモデルの強化 3,600万円
    「時短就労」のニーズに応える就労支援事業「KADO」の強化および広域展開
  • 官民連携による地域活性化プロジェクト 3,000万円
    官民連携によって整備した旧酒造施設を生かした新たな集客および地域の魅力発信の実施
  • 塩尻型MaaS(マース)の構築 3,400万円
    新たな地域交通の構築を目指し、自動運転およびMaaSの実証実験を実施

プレミアム付商品券の発行 2億円

 市民生活および地域経済を下支えし、消費喚起につなげるためプレミアム付商品券を発行します。

想定発行総額 7億8000万円

 (販売額6億円、プレミアム額1億8000万円、プレミアム率30%を想定)
※今後の社会経済情勢により、実施時期や追加発行については柔軟に対応します。「イメージ写真」

確かな暮らし未来につなぐ創造事業 3億7000万円

 新型コロナウイルス感染症対策だけでなく、市民生活に密着した確かな暮らしを支える事業を着実に予算に反映します。

医療・健康

  • 「未来につなぐ医療確保基金(藤牧基金)」の創設 2億2918万円
    医療の充実を図る基金を創設
    市内に住み、平成30年に亡くなった藤牧喜美子さんから寄付していただいた寄付金で、新たに「未来につなぐ医療確保基金(藤牧基金)」を創設します。
    藤牧基金は、産科医療に携わる医師の確保や、地域医療の充実を図る事業の財源として活用するもので、令和4年度には医学生の奨学金制度を新設する予定です。
  • 地域医療の確保に向けた補助金の創設 275万円
    無医地区などの医療を確保するため、医療機関に対し、巡回診療に要する経費の一部を補助します。「写真」
  • 病児・病後児保育の新たな受け皿の確保 3,702万円
    多様な家庭環境に対応する新たな受け皿を確保するため、病児・病後児のための保育施設建設を支援します。「写真」

インフラ・まちづくり

  • 道路の老朽化対策のため道路特別枠の拡充 3,700万円
    住民に身近な生活道路の修繕と、特に老朽化が激しい岩垂区・床尾区の道路の補修を行います。「写真」
  • LED防犯灯の設置推進 2,786万円
    地区のLED防犯灯の設置・改修に係る補助を拡充します。
    また、LED防犯灯の電気料を補助します。「写真」
  • 空き家の利活用補助金の拡充 2,920万円
    次の物件の解体費用を補助します。(上限100万円)
    • 市で居住誘導区域と定めている地域にある、旧耐震基準(昭和56年以前)で建築された空き家

子育て・教育

  • 子育て家庭へのきめ細かな支援体制の拡充と子どもの貧困対策の推進 987万円
    子育て家庭への支援や、子どもの貧困対策を次のとおり実施します。
    • ひとり親支援や若者サポート事業を家庭支援課に集約し、家庭へのワンストップ支援体制を整備「写真」
    • 「子どもの貧困対策ケースワーカー」を配置および「子どもの学習・生活支援事業」により、困窮家庭などの子どもへの総合的な支援を実施
    • 子どもの居場所づくり(食事の提供、学習支援)を行う団体などへの支援を実施