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広報しおじり令和2年11月号テキスト版 4ページから5ページ

ページID:0002094 更新日:2021年6月28日更新 印刷ページ表示

広報しおじり2020年11月号テキスト版4ページから5ページがご覧になれます。

子どもの未来を地域で支える 青少年育成センターだより「青少年」特集号

11月は、全国一斉の「子供・若者育成支援強調月間」です。「輝く未来 育て支えて 見守って」を合言葉に、子どもたちが健やかに成長する社会を目指します。
問い合わせ 男女共同参画・若者サポート課 電話0263-52-0280 内線3151

若い世代を地域で支える社会に

 「子供・若者育成支援強調月間」は、見守り活動や街頭啓発などを通して、全ての子ども・若者が自己肯定感を育み、自己を確立して社会との関わりを自覚しながら健やかに成長し、自立、活躍できる社会の実現を目指すものです。
 子ども・若者は、家族や社会にとって大きな可能性を秘めているかけがえのない存在です。しかし、社会では支援を必要とするニート、ひきこもり、不登校などの社会生活を営む上での問題や、子どもが被害者となる少年非行・いじめの問題、児童虐待・児童ポルノ・買春といった多くの問題があります。これらの多様で複合的な問題の解決には、行政や諸団体などが専門の垣根を越えて連携・協力して取り組むとともに、地域住民の皆さん一人ひとりの意識を高める必要があります。子ども・若者を孤立させず、地域全体で支えていく社会を築くことが重要です。

月間中は、さまざまな啓発活動を実施

 市青少年育成センターでは、この月間中に次の活動を実施し、啓発活動に力を入れていきます。皆さんのご理解とご協力をお願いします。

月間中の啓発活動

  • 青少年育成委員(前補導委員)による通学路などにおける子どもの見守り活動の強化
  • 他団体との合同巡回パトロール
  • 市内小・中学校での「あいさつ運動」
  • 店舗などへの立ち寄りによる有害環境チェック活動
  • 青少年の健全育成に理解を求めるための協力店舗確保活動(ひまわりっ子運動)
  • 塩尻駅前で、社会人や高校生たちを対象とした啓発活動

子供・若者育成支援強調月間

 月間中、本市においても次の項目の啓発・支援に重点的に取り組みます。

  1. 若者の社会的自立支援の促進
  2. 子どもを犯罪や有害環境等から守るための取り組みの推進
    ア.子どもの性被害防止
    イ.地域における青少年健全育成活動及び子どもの安全確保の取り組み
    ウ.子ども・若者のためのより良い環境づくり
    エ.いじめなどの問題行動に適切に対応するための学校教育の充実と関係機関等との連携
  3. 児童虐待の予防と対応
  4. 子どもの貧困対策の推進
  5. 生活習慣の見直しと家庭への支援

大人から子どもへ あいさつから始まる地域とのつながり 信州あいさつ運動の取り組み

 長野県では、地域ぐるみで子どもの育ちを応援する「信州あいさつ運動」に取り組んでいます。

大人から子どもたちへあいさつをつなぐ

 「信州あいさつ運動」は、家庭や地域でお互いにあいさつをすることで、みんながつながり、地域を元気にして地域ぐるみで子どもの育ちを応援する運動です。平成26年度から始まり、現在、県内の各自治体のほか、官民問わず多くの諸団体がこの運動に賛同しています。
 子どもたちの自己肯定感を高め、健やかに成長してもらうために、まずは家庭から、そして大人から子どもへ心を込めてあいさつしようという掛け声の下に、信州あいさつ運動は提唱されました。新型コロナウイルス感染症の拡大により、社会全体がうつむきがちになっています。その中でも、子どもたちの明るい未来を応援することが、社会全体の元気につながります。
 市青少年育成センターでは、青少年育成委員(前補導委員)の皆さんが当初は街頭などで行っていましたが、平成29年度からは、毎年市内の全小・中学校の校門などで実施しています。
「写真」小学校でのあいさつ運動の様子。子どもたちは元気にあいさつをしてくれます。

市民の皆さんからさまざまな声をいただきました

ある地域のお母さんから「イラスト」
 家に帰ってきた子どもが「お母さん、これもらったよ」と言って、あいさつ運動のポケットティッシュを私に見せました。2人で絵柄を見ながら「あいさつ、しっかりしようね」と話しました。良い機会を作ってくれてありがとうございました。
 ある小学校の児童から、「お疲れ様です。いつもありがとうございます」と書かれた可愛い手紙を委員さんがいただきました。「イラスト」

あいさつは人と人を結ぶ魔法の言葉

男女共同参画・若者サポート課 青少年健全育成指導員 竹岡 勝弘「写真」
 本市の学校で実施している「信州あいさつ運動」は、委員からの「学校でもぜひやりたい」という意欲的な要請からスタートしました。青少年育成センターの基本精神「近所のおじさん、おばさんの視点に立った活動」をもとに、委員の皆さんは下校する児童・生徒たちに爽やかな笑顔で声を掛け、一人ひとりにあいさつを呼びかけます。
 学校でのあいさつ運動を始めた頃に比べると、現在は子どもたちへの認知度も上がったのか、徐々に大きな声で笑顔であいさつを返してくれる子が増えてきました。校長先生が私たちと一緒に校門に立ってくれる学校もあり、大変ありがたいことだと感謝しています。
 また、地域のお母さんや子どもからお礼の言葉・手紙をいただくなど、私たちもエネルギーをもらっています。この運動をきっかけに、家庭内のコミュニケーションから地域全体の元気につながっていけばいいですね。
 あいさつは人と人を結ぶ魔法の言葉です。今後もあいさつ運動のような草の根活動を続けていきたいと思います。